「火星の笛吹き」   レイ・ブラッドベリ | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.

1930年~50年代はじめの、つまりブラッドベリ初期の短篇集です。

後年のブラッドベリを彷彿させる叙情的な短編もありますが、
全体としては、オーソドックスな印象。
ブラックな感じの作品もいくつかありましたね。

好きなのは
表題作の「火星の笛吹き」。
ハーメルンの笛吹きを思わせる作品。
でも一番は「天国への短い旅」かな。
これはとてもブラッドベリしてました。
「青い髑髏」「お菓子の頭蓋骨」などは、民話的なものが
感じられ、これらもなかなか私の好みでした。

(翌日追記 ↑上の感想からは、すご~く面白かった感は伝わらないですね。
そのとおり・・・。
で、それはなぜなのかを考えて見たら、後のブラッドベリ作品を読むたびに感じてきた
あの子供の頃の夏休み感みたいなものがなかったな~、と。
つまり、わくわく感が少々不足ということかなと思い至ったので追記しておきます。
これはこれで初期を知るためにも価値ある作品集だとは思っています。)

次はこの本を読もうと思っていたのが6月4日のことでした。
その翌々日訃報を知り、読み始めました。
読了までずいぶん時間がかかってしまいましたが、それは訃報とは無関係(多分)。
ただ追悼文を書けるほど、作品数を読んでいないことが残念。

!VAYA CON DIOS!・・・ふさわしくないかな。


火星の笛吹き (1979年)/徳間書店
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