「お嬢さま講座」というシリーズ本で、前から良く見かけていました。
でも以前読んだ「美人の日本語」「上流のマナーブック」と同様に
タイトルに「気品の・・・」とついた段階で、もはや目指すものとは
方向が別のもののように思えてしまい、手に取ったことはなかったのです。
何ゆえにこういうチープなタイトルをつけるのでしょうか・・・。
そう思いつつも今回はなんとな~く中身を見てしまったのです。
後半にあった「気品が試されるとき」という部分に
ちょっと惹かれるものがあったので結局購入してしまいました。
「ハードボイルドに生きる」というのが、私のここ数年の
目標なのですが、結局、私の考えているそれと、ここでの
「気品」が意味することは同じだなと思いました。
本当はマニュアルに頼って、後から身につけるものでは
ないようにも思います。
親や教師・・・人生を少し先に進む人たちから、本来は
譲り受けて行くもので、それは「エレガンス」とか「精神」と
同義語で精神性をかなり伴うものだと思います。
そしてマニュアルで身に付く、しぐさや姿勢などとともに
こちらも客観的な視線も必要なはず。
独りよがりにならないことが大事だと思います。
個人的には私の好みではありませんが、わかりやすいタイトルの
この本を見て、若い方が頑張ってみようと思ったならば
それはとてもすばらしいことだと思います。
地味なことなので結構大変だし、意外と孤独だったりします。
こういうことに無頓着な人はかなりいるので。
それでも気づく人、わかる人はいるし、だからこそ
価値のあることなのだと思います。
気品のルール (お嬢さま講座シリーズ特別編集)/加藤 ゑみ子

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