「民族世界地図」    浅井信雄 | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.

読んだきっかけは、昨年から今年にかけて、よしりんのゴー宣を
立て続けに見て、民族問題のことを全然わかってないな~と思ったから。

薄くて、ひとつの国について4,5ページずつ、しかも地図入りで
コンパクトにまとまっているので、楽勝かと思いましたが、やはり
なかなか歯ごたえあります。

読んでいるそばから忘れていく感じで、今年の初めから合間合間に
読んできてようやく読了した今日、頭に残っているのは
最後のアメリカと日本の、ほんの一部のことだけ。
でも、こんな本が手元にあって、そこにおおよそ出ていることが
わかっているのは多少違うかな~とは思います。

それにしても「民族問題」と一言とくくれないほど、その分類方法
そのものからして、明確ではないのですね。
日本のように島国にいて、皆がほぼ同じ言語を話して、
宗教も漠然とした国にいると、実感としてわからないことも
たくさんありますよね。

読み応えがあるとはいえ、ひとつの国について知るためには
分量はもちろん十分とはいえないし、残念ながらすごく面白い
わけじゃないです・・・・はは。
それは正直な感想ですが、読んで後悔はありません。
特にアメリカという国そのものについての考え方は面白いと思いました。
紹介されていた「アメリカ解体(アーサー・シュレンジャー)」に
興味がわきました。


私が読んだのは古いもので9.11のことには言及されていませんが
最新版はきっちり抑えてあるようです。


民族世界地図 最新版 (新潮文庫)/浅井 信雄

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