「熱血ポンちゃんは2度ベルを鳴らす」 | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.

山田詠美のエッセイです。
熱血ポンちゃんシリーズとしてかなりの量が出ています。

・熱血ポンちゃんが行く! 角川書店 1990年4月 のち文庫、講談社文庫
・熱血ポンちゃんが行く! 2 角川書店 1992年2月 「再び熱血ポンちゃんが行く! 」講談社文庫
・誰がために熱血ポンちゃんは行く! 角川書店 1993年10月 のち講談社文庫
・嵐ケ熱血ポンちゃん! 講談社 1995年10月 のち文庫
・路傍の熱血ポンちゃん! 講談社 1997年5月 のち文庫
・熱血ポンちゃんは二度ベルを鳴らす 講談社, 1999年1月 のち文庫
・熱血ポンちゃんが来りて笛を吹く 講談社, 2001年1月 のち文庫
・日はまた熱血ポンちゃん 講談社 2002年10月 のち文庫
・ご新規熱血ポンちゃん 新潮社 2004年11月 のち文庫
・熱血ポンちゃん膝栗毛 新潮社 2006年12月
・アンコ椿は熱血ポンちゃん 新潮社 2009年3月

・・・などなど。

で、このシリーズはすごく当たり外れがあって、面白い時はもう肩を震わせて、涙目で
読んだりするのですが、今回のこれはちょっとワタクシ的にははずれだったかな~。

何がいつもと違うんだろう??
書いてあることは海外のことをはじめ、日々のよしなしごと、本当にどうでもいいことばかり
なのですが、どうもそれらが今回はツボにはまらず残念でした。

ところで作家にも、エッセイを書く方とそうでない方がいますが、あれはなぜなのでしょうね?
小説書いただけでは、まだまだ語り足りないのかしらね。
ああいう小説書いているけど、本当の私はこんな人間なの・・・と伝えたいのか?
いや、もうなんでも文章にしないと気が済まないのか?
小説と本人のギャップが面白いから、編集部が企画するのか?

こういうのはちょっと面白い現象だなと思います。

ポンちゃんシリーズは別作品に期待します。
今日は絶対に「東京島」を読みおえようと思います。目指せ、有言実行!


熱血ポンちゃんは二度ベルを鳴らす/山田 詠美

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