1989年2月5日 日曜日 Ciudad de Rodrigo
Queridos Amigos;
こんにちは。
今日はシウダッドロドリゴのカルナバルです。
でも私は好きになれない。
マジョール広場ににわか作りの闘牛場が作られてものすごい騒ぎです。
午前中は、パンプローナみたいな牛追いです。
全然やる気のない牛をむりやりけしかけたりして、とても嫌な気持ちになりました。
人の馬鹿騒ぎは「ああスペイン!」という感じで面白いけど。
午後、座席に座っていたら様子が違うので、となりのスペイン人のお兄さんに
「これから牛を殺すの?」と聞いたら「そうだ」と言うので私が席を立とうとすると
「まあまあセニョリータ、最初の何回かはそんなことしないから」と言われたので
そのまま座っていたら、はじまってすぐに牛の脊髄にぐっさり刺し始めたのす。
私は思わず涙が出てしまい、そのまま席を立ち
カテドラルを見ていました。
最後まで見た友達は「面白かった、また見たい。」といっていたけど、
私はもう2度といや。
闘牛は私には好きになれないもののようです。
カイも「大好き」と言ってミノルタのものすごくいいカメラで写真を
撮りまくっていました。(絶対ドイツ人のほうが写真好きだ!
人それぞれ感じ方が違うんですね。
オランダ人の子たちも「これ以上見ていられない」と言ってた。
帰ったらマリサの誕生日プレゼントを渡しにカイとマリサのピソに行く予定。
その後は、南京飯店に行きます。今日はインゲの帰国です。
では。
P.S. はがきを出すまもなく、サラマンカに戻ってきたら
家から電話があり
「どうしてもいたいならもう1か月いてもいい」とのこと。こうなるとまたかえって悩むなあ。結論はまた後日。
ヘミングウエイの「日はまた昇る」で有名になったスペイン・パンプローナの
牛追いの祭り。(サン・フェルミンのお祭りだったかな)
その様子をCMで見て、これもまたいつか見てみたいと思っていたのですが、
現実はなんともいえないものでした。
そんなはずないのですが、もっと平和的なものをイメージしていました。
スペインの文化なのだから、否定するつもりはありませんが、
理解しがたいものではあります。
それでも写真は写していたんだな・・・。
結局この日は、アンチ闘牛の女の子数人で、城塞の上から
カスティージャ・レオン地方独特の荒涼とした風景を眺めてました。
ヤスコがいて「イギー・ポップ」の話をしたのを覚えてる。
風の強い日でした。
この日、なぜか両親からも1ヶ月延長のお許しが出て、3月までいられることに
なりました。万歳!



