スペイン語バージョンが2冊続きましたので
今日はドイツ語バージョンです。
これは、やはりちょうど20年前の4月、
スペインから帰国の際に友人を訪ねて
行った旧西ドイツのWORMSという街で
買ったもの。
5.8マルクと中に書いてあります。
当時の1マルクは75円程度だったと思います。
だから500円弱ですね。
新書版で挿絵もない、シンプルな装丁です。
これが例の「空の星を・・・大人には決してわかりっこない」の
部分ですね。
ドイツ語得意な皆さん、ぜひ読んでみてね!
スペインからの帰り、実はチューリッヒで乗るはずの
オープンチケットの席が全く取れず、皆からはとにかく
行って待つのが一番と、言われていました。
それならドイツの友人たちに会ってから帰ろう、
と思い立ったのです。
ドイツ人とは本当に気があって、私は5ヶ月間の間、
ドイツ人ばかりと遊んでいたので。
次に来るときはスペインがメインになるだろうからと
意を決して・・・。
とはいえ、本当に突然の訪問でした。
それなのに、宿なんかとらないでうちに泊まりなさい
と言ってくれて、結局お世話になることに。
そして結局4月末まで、席が取れず、そのまま
約1ヶ月、友人たちの世話になってしまいました。
あの時は皆さんの親切に感謝の気持ちで
いっぱいだったけど、と同時に自分のしている
ことが恥ずかしくて、もう死にたい気分でした。
まだ東西ドイツの時代で、ベルリンの壁も
ありました。
この壁の話がきっかけでドイツ人と仲良くなり、
私が壁に興味を持っていることを知っていた彼らは
東西ベルリンにも連れて行ってくれました。
ドイツには一生足を向けて眠れません。
今年はベルリンの壁崩壊後20年です。
あの年に生まれた子供たちが、もう成人するなんて
時間がたつのはなんて早いのでしょうね。
私にはあの時の思い出はどれもすべてが、
鮮やかなものとして残っているのに。
西ベルリンから、日本で通っていた語学学校に
当時書いた絵葉書。
このころは、もう日本語で書くよりもスペイン語で
書くほうが楽だった。
今は昔のお話・・・・ですけど。