その中でガッキーがこう言うわけよ。
「イチャイチャ、しないの?」
言われてみてー!
で、週末はネズミランドに行ったんだけど、浦安のホテルに泊まって、ホテルから送迎バスを利用したのね。そこそこ大きなホテルなのでバスは混雑。
21時頃に娘と2人で帰りのバスに乗った時のこと。
まあアベックが多かったんだが、混雑するバスの中、とても俺好みの女の子が、彼のデニムの尻ポケットに手を入れて、至近距離で見つめあって談笑してたんだ。
やられてみてー!
あまり人前でイチャイチャすんの好きじゃないけど、これは羨ましいと思った。彼のこと好きすぎて好きすぎてしょうがないんだろうなぁ、この子。
これだけ好きだと逆に悩むことも多いんだろうけど、幸せになってほしいなぁ。
俺も人並み以上に青春を謳歌したと思うけど、それでもやり残した(もしくはできなかった)事が多過ぎることに気づいた。
チャラチャラしてるように見えても、一応、硬派で通ってたと思うし、女は一歩下がってろや、くらいで生きてたからなー。
この先、俺の人生にこんな場面は絶対に無いだろう。何か寂しい。俺は今まで何のために生きてきたんだろうかとすら思ったよ。もしかしたら俺は今の女の子が言うところの恋愛至上主義だったのかも知れない。気がつくの遅いよ、俺。もうジジイになっちゃったのに。あとは死ぬだけなのに。
あんな風に気持ちが高ぶる瞬間なんて、もう記憶に無い。いや、好きな人はいたよ、たくさん。めでたく両思いだったこともある。
そして、家庭を見れば、子宝にも恵まれて、その子は汚らしい心を持った俺に何の疑いも持たずにお父さんお父さんと笑顔を振りまいてくる。それはそれで幸せさ。でも、俺はやっぱり家庭だけでは生きてはいけない、って強く思ったね。
そして、自分自身をセックス中毒のヤリチンかと思ってたけど、実はセックスじゃなく、ずっとこういうのを探し求めてたんだとも思った。
本当に微笑ましかった。そして、情けないことに、その彼に少しだけ嫉妬したww