6月最後の昨日は初めての群馬県へ。
目的地は世界遺産 富岡製糸場。
高崎駅からのんびり上信電鉄に揺られること40分。
ここまで'揺られる'という表現がぴったりくる電車はないってほど
電車が揺れて楽しかったです♪
明治時代に作られた立派な工場。
レンガの積み方はフランス式といって
表現しづらいのですが縦横を組み合わせて
壁の厚みをだし強度・耐震性を高めているそうです。
本当はフランスのレンガを使いたかったけど
予算の兼ね合いで瓦職人が焼いたというレンガは
窯の温度の高低が均一でないため濃淡斑ら。
レンガを固めるコンクリートの代用品は
近くのお山から採取した漆喰だそうです。
なぜこんなに詳しく書けるかというと
入場料とは別に200円を支払い
ガイドさんとお散歩したから。
こちらは繰糸工場。
屋根の上に屋根が乗っているのは
換気効果を求めてだそうです。
長く大きな機械を収容する工場内には
柱がありません。
柱のない建物を支えるのはスカイツリーにも活用されている
'トラス構造'と呼ばれる三角形のおかげ。
柱がなく広い空間を確保できるため
こんなに大きな機械をそのまま中に入れることができます。
こちらはお湯で温めた繭を運ぶ機械。
珍しい枝垂れ桑です。
女工さんの寄宿舎。
職員さんたちは一軒家の社宅がありました。
赤レンガと紫陽花のコントラストが
とても綺麗。
レンガ壁の間にある白いものは木です。
ただいま改修工事中の西繭置所は
追加200円をお支払いすると工場風景を見ることができます。
近くに寄って見たら足場を覆うシート
がレンガ柄だった‼︎
どこを改修してるんだろう?って思ったんだよね、遠目で見てたときは。
撮影禁止なので写真はありませんが
屋根の葺き替えを上から見ることが出来たり
鬼瓦を見ることが出来たり
大工の娘的には大興奮でした‼︎
こちらは鉄水槽。
その名の通り貯水槽です。
水槽を支える岩はお城の石垣に使われた岩と同じものなんだそう。
実際の作業を見ることができました。
Y字になって紡がれている
うっすらと見える絹糸、わかりますか?
繭を絹糸にしていくと最後には
中で干物になった蚕の蛹が現れます。
蛹は繭を乾燥させる工程で生き絶えるそうです。
金色の繭もあるそうです。
どんな糸になるのでしょうね。
最後に一番の目的を果たして
富岡製糸場を後にしました。
おまけ
虫が苦手な方は見ないでね
お蚕さん
気持ちわるい
