NHK大河『光る君へ』感想ブログです
注意⚠️ネタバレ
画像はNHK公式サイトから借用
役者名は敬称略にすることをお許し下さい
倫子のサロンの勉強会にて
古今集の和歌が2首
紹介されました
書き留めておこうと思います
古今和歌集(こきんわかしゅう)は
60代 醍醐天皇の命により編纂され
延喜5年(905)奏上された
日本初の勅撰和歌集です
全20巻 定家本によれば歌数1111首
巻頭に仮名序(紀貫之の作)
巻末に真名序(紀淑望の作)
仮名序、真名序については諸説あり
長歌5首、旋頭歌4首を含みますが
残りはすべて短歌とのことです
姫たちの勉強会で
とりあげられた歌
まず、1首は
巻十五 恋歌五 752 詠み人知らず
逢えばまた何度も逢いたくなるから
親しくなるのを あの人は避けているのね
当時は「通い婚」の時代
恋心が冷めれば相手の訪れは遠のきます
それを冷めた訳ではないと理由づける
恋の終わりを認めたくない女心です
恋歌一は、恋のはじまりの歌
恋歌五は、恋の終わりの歌です
もう1首は
超有名女流歌人の歌です
巻十三 恋歌三 635 小野小町
恋歌三は、恋が成就した時の歌です
秋の夜長と言うけれど
それは名ばかりのもの
愛しい人に逢うとなると
あっけなく夜が明けてしまうのだから
どちらも素晴らしい歌ですが
名もなき人と超一流歌人
対極を並べた点が面白いです
画像はWikipediaより借用
小野小町(おののこまち)
生没年不詳、9世紀の女流歌人です
六歌仙、三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人
小野篁の息子・小野良真の娘とされます
小野篁の娘の説もあります
54代 仁明天皇の更衣との説
55代 文徳天皇
56代 清和天皇に仕えた説もあります
クレオパトラ、楊貴妃と共に
「世界三大美人」の一人に数えられます
源倫子のサロンに集まる
上流貴族の姫たちにも
憧れの存在だったようです
今回は、こんなところです。。。