紫式部（主人公まひろ）は
あまりにも有名な平安の女流作家ですが
生没年不詳で、さまざまな説があるようです
今回の大河ドラマ『光る君へ』では
国文学者今井源衞氏などの説をとり
主人公まひろ（紫式部）は
天禄元年(970)誕生としています
同じ説より
紫式部の弟（兄の説もあり）
藤原惟規(のぶのり)（幼名・太郎）は
天禄３年(972)誕生としています
大河ドラマ『光る君へ』
初回『約束の月』では
貞元２年(977)の暮れから
翌年 天正元年(978)の物語が
描かれていました
次回 第２回から第５回は
永観２年(984)の物語が展開されるとのこと
主な登場人物の年齢を並べておくことにします
■登場人物 年齢早見表
○永観２年(984)
画像はＮＨＫ公式サイトより借用します
藤原文範 76歳 909〜996
（まひろ母方曾祖父、正三位 中納言）
源 雅信 65歳 920〜993
（敦実親王３男、宇多源氏の祖、従一位 左大臣）
安倍晴明 64歳 921〜1005
（陰陽師、従四位下 天文博士）
源 重信 63歳 922〜995
（雅信の弟、正二位 右大臣、のちに左大臣）
藤原頼忠 61歳 924〜989
（北家小野宮流、従一位 関白太政大臣）
＊当時一番の権力者
藤原兼家 56歳 929〜990
（北家九条流、右大臣、のちに摂政関白太政大臣）
藤原為光 43歳 942〜992
（兼家の弟、従二位 大納言、のちに太政大臣）
平 惟仲 41歳 944〜1015
（兼家の家司、のちに中納言）
藤原顕光 41歳 944〜1021
（兼家の兄兼通の長男、従四位下 権中納言）
藤原為時 36歳？949？〜1029？
（まひろの父、北家良門流、式部卿 六位 蔵人）
藤原宣孝 36歳？949？〜1011
（北家高藤流、正五位下、のちにまひろの夫）
藤原道隆 32歳 953〜995
（兼家の長男、のちに摂政関白）
高階貴子 32歳？953？〜996
（道隆の妻、歌人「儀同三司母」）
藤原遵子 28歳 957〜1017
（じゅんし/のぶこ、頼忠の娘、円融の中宮）
藤原実資 28歳 957〜1046
（有職故実に通じた当代一流の学識人）
円融天皇 26歳 959〜991
（65代天皇、母は兼家の姉の安子）
藤原道兼 24歳 961〜995
（兼家の次男、従三位、のちに摂政関白）
藤原詮子 23歳 962〜1001
（兼家の娘、円融の女御、一条天皇の母）
三郎（藤原道長）19歳 966〜1027
（兼家の子、のちに摂政関白太政大臣）
師貞親王 17歳 968〜1008
（即位して66代花山天皇、円融は叔父）
まひろ（紫式部）15歳？970？〜1014？
（為時の娘、歌人作家、『源氏物語』作者）
太郎（藤原惟規）11歳？974？〜1011
（まひろの弟、のちに従五位下 式部卿）
懐仁親王 ５歳 980〜1011
（円融の第一皇子、母は詮子、67代一条天皇）
＊「むすめ」は「女」と書くべきですが
あえて「娘」としました
ご了承ください
今回は、こんなところです。。。