第37回オンベレブンビンバ | 芳村直樹のブログ

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注意●ネタバレあり
◎大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
第37回『オンベレブンビンバ』あらすじ&感想その1



前回「畠山重忠の乱」を描いた『武士の鑑』が

素晴らしい展開でまとまっていたのに比べると

今回はチンタラチンタラ

なかなか前に進んでいかない

(僕としては)

まどろこしい感じの回でした



北条時政〈坂東彌十郎〉


要は

畠山重忠を謀反の疑いで討伐した

執権・北条時政が

今度は自分が謀反を企むという段です


政所の文官たちから仲間はずれ

実の息子・義時からも

「引き際をお考え下さい」と迫られ


愛妻りくは

「あの者たちに思い知らせてやりましょう」と

いまだ強気の発言を繰り返します


りく(牧の方)〈宮沢りえ〉


「実朝さまには鎌倉殿を降りていただきます

我が婿殿(平賀朝雅)に跡を継いでもらうのです

あのお方も源氏の血筋

何もおかしなことはありませぬ

そして平賀殿のあとは きくが産んだ子が継ぐ

そうすれば私たちは鎌倉殿の祖父と祖母

成り行きによっては

政子と小四郎を討つことになるやもしれませぬ

その覚悟はおありですね?向こうも

同じことを考えているかもしれないのですよ

きっと政範の魂が見守ってくれています

志半ばでこの世を去ったあの子のためにも

何としても成し遂げてくださいませ」



りくという女は

本当に自分のことしか考えていない

勝手気ままな女です


全く時政のためにならず

足を引っ張るだけの女だと

時政は理解しているのでしょうか?


だって

2代目頼家の時も

現在の実朝の場合も

もうすでに「時政は鎌倉殿の祖父」なのです


鎌倉殿の祖父の後妻で

何の不満があるのでしょう?

わざわざ

自分の血も入れてほしいと

面倒な争い事を仕掛け

繰り返されているのです


せっかく

御家人の頂点に上り詰めた

時政の運気を

りくが引き摺りおろしているのです


バカ丸出し!!!!!の老夫婦です






で、

一週間

視聴者の皆さんを悩ました

タイトルの


これまた、バカ丸出しの演出です


時政「久々に皆で飲もうではないか!」



家長の北条時政

娘の尼御台政子、実衣

息子の義時、時房

北条 家族水入らずの飲み会

(後妻りくが入らないところがミソ)


時政「オンベレブンビンバー」を繰り返します


実衣「どうしちゃったの?」

政子「知らないわよ」

実衣「とうとう頭にきちゃったんじゃないの?」


時政「忘れたのか?

大姫が教えてくれたマジナイじゃ

これを唱えるといい事がある」


実衣「そんなんじゃなかったわよ」


で、

みんなで思い出そうとするわけですが


政子「ウンダラホンダラゲー」

義時「ビンタラボンチンガー」

時房「ブルップ・・・」

実衣「ウンタラプーポンパー」

「ウンタラプーソワカー」

「ウンタラクーソワカー」

「ボンタラクーソワカー」

ナレ「正しくはオンタラクソワカ」


この場面

はたして必要なんでしょうか?




時政が「何だったっけ?」と振って

「こういうのは実衣が得意だから」と

実衣が一人で必死に思い出すほうが

すっきりするように思います





今から父を追放しようと

企んでいる

義時までが、

馬鹿ヅラさげて

「ビンタラボンチンガー」とは

ちゃんちゃらおかしい気がします



いろいろあったけど、これで仲直り

というなら

それならそれでいいんですけどねー


そうはいかない




ラストシーン

結局、時政は実朝の前で刀を抜くのですからね


源実朝〈柿澤勇人〉


今週も素晴らしかった

という視聴者さんが多いようですが、

僕は

つまらない

というより

イライラしました