時政の選択 | 芳村直樹のブログ

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シャンソン歌手・芳村直樹の自己満足的な東京散歩ブログです


注意●ネタバレあり
◎大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
第35回『苦い盃』あらすじ&感想その8


北条時政〈坂東彌十郎〉


新しい鎌倉殿に

幼い実朝を擁立

執権別当という

御家人トップの地位に就いた

北条時政でしたが

政治のことは まるで素人


付け届けの品々を

頼りにされている証と言い張るなど

お気楽な日々を送ってきました


ところが、

降って湧いた大事件

愛息・政範 突然の不審死に

いざ決断を迫られます


北条義時〈小栗旬〉

「全ては畠山に罪をなすりつけようとする

平賀朝雅の讒言にほかなりません

政範殿を亡き者にして、次の執権に

次郎(畠山重忠)は 私欲のない忠義一徹の男

真偽を正そうともせず 次郎を罰すれば

必ず後悔いたしますぞ」



りく(牧の方)〈宮沢りえ〉

「まだ わからないのですか

畠山は討たなければならないのです

梶原がどうなりました?

比企がどうなりました?

より多くの御家人を従えなければ

すぐに滅ぼされます

力を持つとは そういうこと

畠山を退けて 足立を退けて

北条が武蔵国の全てを治めるのです」



時政は

ちらっと弱気な本音を語り

りくをなだめました

「やっぱりワシら無理のしすぎじゃねえかな」


しかし、


りく「次は私の番かもしれません」の一言に

時政「それはいかん!!」声を荒げるのです



惚れた弱み

といっても

夫婦になって

約30年も経つんですけどねー

宮沢りえさんが お美しいから

しゃあない ってことですなw


兵を動かすためには

下文(くだしぶみ)に

鎌倉殿の花押が要る

とのことで

御所に向かいます


御所では・・・


鎌倉殿

行方不明で

皆さん てんやわんや


僕ら視聴者は

鎌倉殿が

和田義盛の館に行って

ついでにサプライズゲストの

大竹しのぶさんと会っていると

知っていますから

あわてることはありません


だけど、

御所の皆さんは

危機管理能力に欠けているように思います


文官3人

大江広元〈栗原英雄〉

「そういう大事なことなぜ黙っているのです」

三善康信〈小林隆〉

「事を大きくしたくなかったのだ」

二階堂行政〈野仲イサオ〉

「表に出られて賊に襲われたらエライことだ」



乳母・実衣〈宮澤エマ〉

「急ぎ近習たちに命じて皆で捜して下さい」

お呼びでない重要会議に顔出すくせに

肝心な時、ナニやってんの?この女💢



またまた不思議なメンバーw

尼御台〈小池栄子〉

実衣

北条時房〈瀬戸康史〉

大江広元



時房

「父上(執権時政)は

畠山討伐の許しが欲しいんです

父上より早く見つけ出さないと

戦になってしまいます」

で、

そこに父上がやって来ると

「今日は館にお戻り下さい」だってさ


ぶっちゃけ

こういう会議

本来なら

執権別当・北条時政が

仕切るべきなんじゃないの?


それを「お引取り下さい」って

どういう権限の人たちなのよw


で、

鎌倉殿

無事にご帰還

鎌倉殿・源実朝〈柿澤勇人〉


父上より早く

と言っていた

尼御台も

乳母・実衣も

時房も

大江広元も

まだ鎌倉殿と面会しないうちに


ジャジャジャーン!!!


北条時政は目的を達成いたしまっする


時政「捜しましたぞ 鎌倉殿」

実朝「はあ〜爺殿にも迷惑かけてしまったか」

時政「本日は花押を押していただきたい

文書がございましてな」



北条時政

何の野望もないのです

ただただ

嫁さん(りく)の喜ぶ顔が見たいだけ

その一心で

事を前に進めるわけです



強いて言うならば

尼御台とか

実衣とか

時房とか

大江広元とか

口では色々言うけれど

こいつらの行動が

トロすぎたおかげで

畠山重忠の乱の勃発を

事前に防ぐことが出来なかった

そんな気がしています