三善康信 | 芳村直樹のブログ

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◎大河ドラマ『鎌倉殿の13人』

第3回に登場する人物の予習


タイトルの『13人』というのは

源頼朝の急死後

2代将軍・源頼家を

補佐する名目で敷かれた

「13人の合議制」を指しています


けれども

ドラマの主人公は

あくまでも北条義時であって

「13人」は

キャッチコピーのようなものです


それでも一応は

合議制のメンバーを

おさえておきましょう


これまでに登場したメンバーは・・・


北条時政〈坂東彌十郎〉


主人公・北条義時〈小栗旬〉


三浦義澄〈佐藤B作〉



安達盛長〈野添義弘〉


比企能員〈佐藤二朗〉


和田義盛〈横田英司〉


・・・以上6人ですね


そして、

第3回には

この人が登場するみたいです


注意●ネタバレあり


三善康信〈小林隆〉


三善康信(1140〜1221)

(みよしのやすのぶ)

Wikipediaによると

元々は太政官の書記官役を世襲する下級貴族

算道(大学寮の算術を研究する学科)の家柄

だそうです

母親が頼朝の乳母の妹

その縁で

伊豆の頼朝に月3度

京都の情勢を手紙で伝えていたそうです


ドラマ第3回では

6月2日

三善康信から2通の手紙が届きます

1通目の日付は5月22日

以仁王が挙兵し清盛が鎮圧の兵を送ったものの

頼政が以仁王に呼応したため勢いづいたこと

2通目の日付は5月26日

以仁王の謀反があっという間に鎮められ

頼政は平等院で自害、以仁王も落命したこと

が書かれていました


この報告を受け

頼朝は

自分の判断・・・

 以仁王挙兵には加わらず

 自分が源氏の棟梁として采配を握る

・・・という判断が

正しかったことに胸をなでおろしたようです


その翌月でしょうか

また三善康信から手紙が届きます

以仁王の令旨を受け取った全ての源氏に対し

清盛が追討の兵を差し向けることを決めたので

奥州の藤原秀衡を頼って逃げるように

と書かれていました


実は平家が追っていたのは頼政の残党だけで

三善の知らせは彼の早とちりだったのですが

それが歴史を動かすこととなるようです




学校の授業でも

習ったことですが、

三善康信は

のちに

鎌倉幕府

問注所の初代執事(長官)として

裁判事務の責任者になります