上醍醐のまとめ | 芳村直樹のブログ

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シャンソン歌手・芳村直樹の自己満足的な東京散歩ブログです


◎関西の旅
○7月16日

上醍醐登山
持病の狭心症のこともあって
不安いっぱいの挑戦でしたが
何とか無事に達成できました

ぶっちゃけた話
不動の滝から十六丁までの上り坂は
めちゃめちゃキツかったです
ブログ●上醍醐に挑む3

どこまでも続く険しい山道
励まし合う仲間もいない孤独な闘い
修験道場そのものでした

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半端じゃない苦しさを乗り越えて
ようやくありつけた
霊水醍醐水
例えようのない感動を覚えました
まさに「醍醐味なるかな」

上醍醐の伽藍すべて参拝
その達成感は極上のものです

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開山堂からの眺望

晴れていれば
あべのハルカスまで見渡せる
とのことですが
景色を見にきたわけではありません

荘厳な真言密教の聖地を訪ね
神秘たる空気を味わえただけで
僕としては大満足でした


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参拝した上醍醐の堂舎ほか
年代順に整理しておきます

◆醍醐水
貞観16年(874)
聖宝尊師の前に現れた
地主神 横尾大明神が
「ああ、醍醐味なるかな」
とほめたたえた醍醐水
現在まで涸れることはありません

横尾大明神のお告げを受けて
聖宝は草庵を結び
准胝、如意輪の両観音像を
刻むこととなります

◆准胝堂(跡)
貞観18年(876)創建
聖宝の刻んだ准胝観音像を安置しました
焼失再建を繰り返し
昭和43年(1968)再建の堂舎は
平成20年(2008)落雷によって焼失
残念ながら現在は堂舎がありません
焼失した本尊の分身像が
下醍醐の観音堂に祀られています

◆如意輪堂
こちらも貞観18年(873)創建
聖宝の如意輪観音像を安置しました
現存する堂舎は
慶長11年(1606)豊臣秀頼再建のものです
国の重要文化財☆指定

◆薬師堂
延喜7年(907)
醍醐天皇の御願寺となり創建されます
現存する堂舎は
保安2年(1121)再建のもので
上醍醐において最古の建築
国宝★指定の建造物です
本尊の薬師三尊像(国宝★)は
下醍醐の霊宝館に遷されています

◆五大堂
こちらも醍醐天皇の御願により
延喜7年(907)創建
現存する堂舎は
昭和15年(1940)再建のもの
上醍醐で唯一
内部拝観が許される堂舎ですが
祀られているはずの五大明王像は
現在はたまたまでしょうか?
他所に遷されて拝顔できませんでした

◆開山堂
延喜11年(911)
初代座主観賢僧正による創建
現存する堂舎は
慶長11年(1606)豊臣秀頼再建のもの
国の重要文化財☆指定
開山聖宝像(重文☆)を奉安します

◆清龍宮拝殿
寛治2年(1088)創建
現存する拝殿は
永享6年(1434)再建のもの
国宝★指定の建造物です

◆清龍宮本殿
寛治2年(1088)創建
現存する社殿は
昭和14年(1939)焼失後に再建
醍醐寺の守護女神である
清龍権現を祀ります

ほかに
◆横尾大明神
◆柏木稲荷大明神
◆白山大権現
◆大日如来堂

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開山堂の奥にある
白壁の蔵のような建物には
大日如来堂との標柱がありましたが
堂内を覗いてみても
大日如来像の姿はなく
日光月光菩薩のような
2躯の立像が置かれているだけでした

11:35 下山開始

おっと
忘れるところでした

薬師堂の前方
一段低い平場に
経蔵跡がありました

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◆経蔵(跡)
建久6年(1195)創建
昭和14年(1939)焼失
礎石のみが遺されています



もと来た道を戻って
下醍醐を目指します

下り坂は
持病の狭心症の心配もなく
すたこらさっさと歩けますが
足場には細心の注意が必要で
お借りした木の杖が大いに役立ちました

昼過ぎのほうが登山者が多いようです
山裾が近づくにつれて
大勢の人たちとすれ違いました

人の少ない午前中に出かけて正解でした

今回の登山
決して無理をせずに
マイペースでゆっくり歩けばいいと
思ってはいたものの
後から来た人に抜かれるのは
やっぱり悔しいし
他人に余計な迷惑や心配を
かけたくもないですからね〜 

12:35 女人堂到着

受付の男性(オジサン)に
お礼の挨拶をしてから
しばらく休憩しました

ハッピーな気分でしたが
体はだいぶ疲れていたし
あたまはぱっかーん状態

これも一種の「無の境地」ですかねw

上醍醐のレポート
これにて終了
お読みいただき
ありがとうございました
 (((o(*゚▽゚*)o)))♡


おまけとして
女人堂前の手水場に祀られる
銅像の写真を載せておきます

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地蔵菩薩

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神変大菩薩(役小角)

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弥勒菩薩

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醍醐寺開山 聖宝理源大師

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不動明王