千代田区富士見2丁目に鎮座する
東京のお伊勢さま
東京大神宮について
レポートします (^^)
![芳村直樹のブログ-1.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20130210/14/manhattan1980/bf/aa/j/t02200293_0480064012413214113.jpg?caw=800)
伊勢神宮は
東国の人間にとっても
憧憬的な魅力があり
一生に一度は訪れてみたい場所の一つ
と答えるかもしれません
しかし
いざ実際の伊勢参りとなると
そう簡単に行ける距離でもありません
僕は一度だけ
小学生の時に
母親の仕事の出張に便乗して
連れていってもらいましたが
はたしてこの先
自らの意志で伊勢神宮まで
再び出向くことがあるかどうか考えると
その確率は非常に低いような気もします
ここ東京大神宮を参拝すれば
伊勢参りをするのと
同じご利益があると聞けば
その便利さに甘えてしまうのも
仕方ないことですし
そのための遥拝所なのですから
それで何の問題もないんですよね
だけど
伊勢神宮までの行き帰りが
時間的にも金銭的にも
余裕を持ってできるような身分に
なってみたいものだ
というのが本音です orz.
***
神宮(伊勢神宮)の位置づけは
時代とともに変化してきました
そもそもは
皇祖神(皇室の祖先)
天照大神(あまてらすおおみかみ)を
祭神として祀りますから
おそれ多くも皇室の氏神さまです
中世に入り
その存在意義が
王家の氏神から
日本国全体の鎮守となり
広く一般に信者を求めたのは
財政難だったのかもしれません
江戸時代には
「伊勢講」が組織され
「お蔭参り」という名の
集団参拝が行われたようですし
また全国各地
もちろん江戸にも
神宮内宮を総本社とする
神明神社や天祖神社が創られ
「お伊勢さん」と呼ばれて
庶民の信仰を集めていたといいます
***
明治維新になって創建された
この東京遥拝所(現在の東京大神宮)は
それらの
神明神社や天祖神社とは
ちょっと位置づけが
違うのかもしれませんね
![芳村直樹のブログ-2.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20130210/14/manhattan1980/b6/35/j/t02200293_0480064012413214118.jpg?caw=800)
江戸時代には庶民に親しまれていた
伊勢神宮が
王政復古で
また再び天皇家の神宮に
戻されたように思います
***
明治5年(1872)開設された
神宮司庁東京出張所
(伊勢神宮と教部省との連絡事務所)と
東京神宮教会
(伊勢神宮の神宮教院の東京支部)の
両所にあった神殿を継承し
明治13年(1880)日比谷に
皇大神宮遥拝殿が創られました
当初は明治新政府が目指した
祭政一致・大教宣布の神殿でした
明治15年(1882)政府の方針転換で
神社と宗教活動が分離となり
神宮司庁と神宮教院が分かれ
皇大神宮遥拝殿は
神宮教院に属することとなり
神道神宮派の大神宮祠と改称します
一般的には
日比谷大神宮と呼ばれていたようです
明治32年(1899)神道神宮派が解散し
新たに神宮奉斎会が作られ
当社は神宮奉斎会本院と改称します
関東大震災(1923)で社殿を焼失
昭和3年(1928)現在地に遷座し
飯田橋大神宮と呼ばれるようになります
このように
戦前は神社という形は
とっていなかったわけで
昭和21年(1946)になり改めて
宗教法人東京大神宮として再発足した
ということらしいです
●東京大神宮
・千代田区富士見2-4-1
![芳村直樹のブログ-3.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20130210/14/manhattan1980/19/cb/j/t02200293_0480064012413214119.jpg?caw=800)
主祭神
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
豊受大神(とようけのおおかみ)
相殿
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
神産巣日神(かみむすびのかみ)
倭比賣命(やまとひめのみこと)
公式HPによると
天照皇大神は伊勢神宮内宮の祭神
国民全ての祖神とされます
豊受大神は伊勢神宮外宮の祭神
農業はじめ諸産業、衣食住の守護神です
倭比賣命は天照皇大神の御杖代として
その御心を人々に伝えます
天之御中主神
高御産巣日神
神産巣日神は
造化の三神といわれ
天地万物の生成化育
つまり結びの働きを司ります
そのことから
近年は縁結びにご利益があると知られ
良縁を願う若い人の参拝が多くなった
のだそうです
![芳村直樹のブログ-4.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20130211/01/manhattan1980/03/5b/j/t02200293_0480064012414230839.jpg?caw=800)
神前結婚式を始めたのが
ここ東京大神宮の前身
神宮奉斎会です
明治33年(1900)5月10日
明治天皇第3皇子・明宮嘉仁親王
(のちの大正天皇)と
九條公爵家令嬢・九條節子
(のちの貞明皇后)との
御結婚の儀が執り行われました
これを基本にして
日比谷大神宮の神官が
神前結婚式の形式を実施したところ
好評を博し全国に広められたそうです
![芳村直樹のブログ-5.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20130211/01/manhattan1980/9c/d7/j/t02200293_0480064012414230842.jpg?caw=800)
「幸福が訪れる」
という花言葉を持つ
鈴蘭の花を描いた絵馬やお守りが
特に人気があるそうです
とにかく
縁結びの聖地として
いつもいつも
若い女性であふれているんですよ
![芳村直樹のブログ-6.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20130211/01/manhattan1980/aa/72/j/t02200293_0480064012414230844.jpg?caw=800)
都内の他の神社にはない光景ですね
はたしてご利益はどうなのか???
東京大神宮 おそるべし (#^.^#)/