入国手続きを終えて私と明さんが電車に乗り込むと、今回の渡航先の国から観光にやって来た7人グループの女性が入って来ました。
そのグループ内の一人が明さんに宿泊するホテルまでの行き方を英語で尋ねてきたので、明さんは女性の母国語で会話を始めると一躍注目の的になりました。
女性が携帯を差し出して宿泊するホテルの名前が分かる画面を明さんに見せたので、私と明さんでホテルの場所を早速調べました。
すると電車のルートで駅の乗り換えが一回あることが分かりました。
私達も同じ駅で路線は違うものの乗り換えがあるので、電車のホームまで案内してあげることにしました。
彼女達はこれが4回目の来日だそうで、世界遺産の観光も含めて今回は一週間滞在するとのことでした。
終点の駅で降りると10分程掛けて別の鉄道会社の駅まで歩き、7人分の切符の買い方を教えてホームまで一緒に行きました。
別れ際に〝ありがとう〟と母国語で言われた後、私と明さんは別のホームに移動し帰宅しました。