職場の昼休み中に携帯を見ると、明さんから沢山のメッセージ(LINEの画像添付)が届いていました。
(以下、西井さんから明さんに送られてきたLINEの内容)
【仕事が終わったら〇〇に向かう】
【先にセックスして待ってて】
【3回はやる時間あるよ】
私は明さんの親友である西井さんのメッセージを見て思わず吹き出しそうになりました。
終業時間になり、私は化粧室で口紅をつけてヒールの高い靴に履き替えると、明さんがチェックインしている常宿に向かいました。
ホテルのロビーを通過してエレベーターに乗り込み、事前に連絡のあった部屋番号のドアをノックしました。
「はい」
予定通りバスタオル姿の明さんがドアを開けてくれました。
「準備万端だね」
「うん、風呂に入って待ってた」
「外は雨が結構降っているよ。明さんが外に出ていた時には降っていた?」
「降っていたよ」
「天丼は美味しかった?」
「美味しかったよ」
明さんはこれから西井さんと食事をするお店を決める為にチェックイン前にホテルの周辺を散策していたのでした。
そして西井さんの希望している居酒屋系にジャンルを絞り込み、お店の味をチェックするべく好物の天丼をいただいたのでした。
「ちょっと待っててね、直ぐにシャワーを浴びるから」
「西井君はここから〇〇に来るんだよ」
明さんは西井さんから送られてきたGoogleマップを私に見せました。
「こんなに遠くから車で」
「俺もこんなに遠くから来るとは思わなかった」
「照明を落としていい?」
私は照明のスイッチを切り、着ていたワンピースを脱いで浴室に入りました。
急いでシャワーを浴びて時計を見ると部屋に着いてから20分も経っていませんでした。
明さんはベッドの上で私の身体を今か今かと待ちわびています。
私はベッドに横たわり体に巻いていたバスタオルを外しました。