時計を見ると16時半でした。
「奥さんに夕御飯を先に食べてもらうように連絡しよう」
明さんはLINEで奥様にメッセージを入れました。
私達はその後も暫く話を続けて、
「俺たちの夕御飯はどうしようか?最後のペロペロの前?それとも後にする?」
「先に食べたい」
私と明さんは夕御飯を食べようと17時過ぎに車外に出て再び施設に向かいましたが、当てにしていたお店が既に閉まっていたので、18時少し前に同じ施設内にあるコンビニでサンドイッチとおにぎりとデザートを買い、近くにあった椅子とテーブルを利用しそこで食べることにしました。
人気もまばらになった静かな施設内。
ガラス越しに日が暮れていく様子が見えます。
ここではある旅系YouTuberの話で盛り上がりました。
68歳の御婦人がカメラマン(私と明さんは勝手に〝歳下の彼〟だと思っています)と一緒に東南アジアを旅しているのですが、この方がとてもバイタリティ溢れる人で、私も明さんもこの御婦人のことを尊敬の眼差しで見ているのでした。
「私も68歳で〇〇さんのように元気に海外旅行に行けたらいいな。その時明さんは78歳だね、、」
食事を終えるとそれぞれトイレに向かい歯磨きをしました。
外は既に真っ暗で、これから駐車場に戻り後半戦を心置きなくやろうと思っていましたが、駐車場の照明が明るすぎて昼間よりも寧ろ車内がはっきりと見えてしまう状態でした。
「これは無理だね。ここでは出来ないね」
「うん、場所を移動してやるしかないね」
私と明さんは車に乗り込み大型駐車場を出ました。
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