自宅に戻った翌日、明さんにメッセージを送りました。

【昨日はありがとうございました。

ところで明さんは筋肉痛になっていないですか?

私は内腿と肩まわりがとても痛いです】

【筋肉痛だよ。

アクロバットな体位を取るのは年寄りにはきついね】

【やっぱり、、

でも楽しかったですよね。

お互いに身体を労わって末長く楽しみましょうね】

【燃えた】

私も明さんも2、3日筋肉痛が取れませんでした。

 

 

 


二人共、若い頃と違って体力が随分と落ちています。

それなのに二人共、日常的に運動をしていません。

明さんの若い頃の写真を見ると筋骨隆々の格好良い体型をしていました。

 

武道で体を鍛えていたのです。

私は加齢により肉付きのバランスは悪くなったものの体重と体型は大きく変わっていません。

 

 

 


海外旅行先で駅の長い階段を上る際に、私がスタスタと進んで行く中、明さんは後方からゆっくりと息を切らしながら来るのでした。

明さんが一番上まで辿り着いた時、少し離れた場所にエレベーターを見つけました。

「気が付かなかった、、エレベーターを使えば良かった」

「これからはエレベーターがあったら積極的に使いましょうね」

 

 

 


「前回の海外旅行時の駅の階段を上ってくる明さんの姿を見ていて、私と明さんの体力の違いをとても感じたよ。明さんの体を労わってあげないといけないなってつくづく思ったよ」

「夜も労わって」

「駄目!それは駄目、夜は頑張ってね」

〝夜のオツトメ〟の手を抜くことは決して許さない、馬乗り肉食系の私なのでした。

 

 

 

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