「不倫カップルって想像している以上に実際にはいるよね?」
「私もそう思うよ。皆公にしていないだけで」
「不倫カップルって所詮不倫だから、離婚してまで一緒になりたい人って少数派だよね。〝駆け落ち〟は離婚と同等に考えるべきなのかな?」
「それはもう本気モードだから離婚と考えていいんじゃないの?不倫の域を超えているでしょ」
「今後どちらかの配偶者が亡くなったりしたら俺たちの関係もまた変わってくるよね?」
「主人は健康にとても気を使っているから私の方が先に亡くなりそうな気がする」
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ここには全てを書きませんが、今夜の明さんとの会話の内容は中々際どい?ものでした。
冗談好きの明さんのことなので、ちょっと私をからかってみたかったのかもしれませんが、私は現状のこの楽しい関係をずっと続けていきたいのです。
良いとこ取りをしたいのです。
理由は書き(け)ませんが、明さんと添い遂げるのは奥様しかいません。
それは何十回、何百回と明さんに言っていることです。
「来世があったとしたらまた出逢って不倫したいね。若い時じゃなくて今と同じように歳を重ねたタイミングで」
私は明さんにそう言いました。
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「そろそろ寝ようか」
明さんが言いました。
今回も明さんのお喋りに合わせて120%の力を出し切った私は少々疲れました。
時計を見ると4時半を回っていました。