明さんの自宅に日帰り予定の日が来ました。

私は乗換駅のコンコースに直結しているパン屋さんで沢山のパンを買い込みました。

再び電車に乗り、駅まで迎えに来ていた明さんの車に乗りました。

明さんはいつもより硬い表情をしていました。

年末から私と明さんとの間で不協和音が続いており、ほんの数日前まで、今日は明さんの自宅の部屋の掃除と自分の荷物を回収した後、直ぐに帰るつもりでいました。

しかしその間に事態は一変し、今日も明さんとベッドを共にすることになったのです。

その経緯については『1月23日過去記事〝現状その3〟』に綴っています。

 

 

 


「沢山買ってきたね」

「このマフィンは私が食べたいと思って選んだものだから、これ以外の物を好きなだけ食べてね」  

パンが大好きな私と明さんは、好みのパンを食べながら話をしました。

「友達が本当に明さんに感謝しているって言ってたよ。そして明さんのことを褒めちぎっていたよ。とても教養のある人、豊富な知識と経験が備わっていて人柄も良い人、語学も出来て魅力的な人って」

「そりゃ褒めるしかないでしょ(=友達が良かれと思って紹介した人を悪く言えないでしょ)」

「私は仲介役を買って出ただけなのにお嬢さんからも気を遣ってもらって恐縮しているよ。明さん本当に色々とありがとう」

 

 

 


その会話の後、改めて私と明さんは今後のことについて話をしました。

「話をしないと相手のことが分からないじゃない?もっともっと理子さんのことを知るために話をしたいけれど距離を置くことにするよ。浅い付き合いになってしまうけどね」

「えっ?浅い付き合いって?!明さん、私は明さんともう十二分に話をしているよ。私の中では100%を超えて120%くらいの感覚だよ。じゃあ明さんは私との会話がまだ不足していると思っているの?満足の状態が100%だとすると今は何%なの?」

「50%」

「えっ!50%!!嘘でしょ?!私は既にお腹いっぱい状態、キャパを超えて振り切っているよ。今が50%なら逆に30%くらいまで抑えてもらわないと困るよ。私が疲れてしまう。本当に私と明さんの感覚がここまで違うとは驚いた、、」

「さぁ、お喋りはそこそこにして理子さんの希望通りに早くベッドに入ってその後にお喋りをしよう。お風呂入れるね」

 

 

 


明さんはこの時以降態度を改めてくれて、二人の間に揉め事は起こっていません。

 

 

 

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