空港に到着後、小型バスに乗って予約していたホテルに向かいました。

私は一度訪れたことのある街でしたが、明さんは初めての場所でした。

 

 

 


ホテルに荷物を置いて昼食を食べに出掛けました。

明さんがホテルの従業員からお薦めのお店を聞いて、私達はそこに行くことにしました。

ホテルから歩くこと数分でそのお店に着きました。

地元の人が通うようなローカル店です。

英語表記のメニューを見ながらそれぞれ注文しました。

暫くして明さんが気が付きました。

「理子さん、お絞り使っちゃったの?」

「うん、何で?使ってはいけないの?」

「それ使っちゃうとお金が掛かるんだよ?」

「えっ?そうなの?そんなルールがあるの?」

「ここがそうかは分からないけれど、他の国ではそうだったよ」

「私知らなかった。そうなんですね」
 

 

 


明さんと一緒に旅行をするようになって、私のこれまでの旅行スタイルが随分と変わりました。

今まで体験したことのないローカル店に行くようになったことが私にはとても新鮮で楽しいのでした。

高級なお店や綺麗なお店ではなくて、ローカル店で食事をすることが本当にその国を旅しているような気分になって私は気に入っています。

昔旅友達に言われた言葉です。

「旅は〝何処〟に行くかではなくて〝誰〟と行くかが重要なんだよ」

旅の経験をかなり重ねてきた私も「確かにそうだな」と思うようになりました。

長期間の旅行は人を選んで行かないと本当に大変なことになります。

 

 

 

 

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