明さんは私の乳首を口に含みながら乳房を優しく愛撫します。

「あっ」

私は隣人に聞こえないように終始声を殺しました。

明さんの素晴らしいフェザータッチに私の体が小刻みに震える中、明さんの手と唇は次第に下の方へと移動していき、最後に私の足先を舐め始めました。

「うん?何?この感覚⁈えっ?待って、あっ」

私はもう耐えられませんでした。  

「あっ、駄目!駄目!止めて!おかしくなりそう」

明さんは私の言葉など全く構わずに足先を舐め続けます。

指の間を舐めたり足先を噛んだり。

明さんの柔らかい舌使いと甘噛みが堪らなく気持ち良すぎて私は絶叫していました。

「駄目!足、駄目!あっ、あっ」

今までこんなに丁寧に足先を舐められたことがなかったので、自分の性感帯が足先にあることを知らなかったのです。

その後も明さんに導かれながらお互いに快感を求め合い、私と明さんはベッドの上で激しく燃えました。
 

 

 

 

明さんの体力にも脱帽しますが、流石に経験が豊富なだけあって、回を重ねる毎に私の体がどんどん敏感に反応してしまうようになっている感じがします。 

明さんの巧みな舌使いと指の感触に溺れ始めている私。

こんな気持ちになったことは今まで一度もなかった。

いい歳をして〝本当に恥ずかしい〟でも〝この上ない悦び〟も感じるという複雑な気持ちに駆られています。

最初は精神的な繋がりを求めていたはずなのに〝未知の世界に足を踏み入れてしまった〟〝歯止めが効かなくなったらどうしよう〟と自分自身が少し怖くなってきました。
 

 



カーテンの向こう側で空が白み始めているのが分かりました。

さて夢見心地な気分にいつまでも浸ってはいられません。

気持ちを切り替えて現実に戻らなければいけません。

明さんは掃除機を私は粘着クリーナーを手にして、寝室や廊下やリビングなどあらゆる場所を掃除し始めました。
 

 



明さんは私を車で送り自宅に戻った後半日程爆睡したそうです。

私は明さんとお喋りをし過ぎたことが原因で、喉の痛みが中々取れず飴が手放せない状態が続きましたが、明さんと過ごした時間を忘れられず、暫く余韻が冷めませんでした。



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