美容室経営ってムズい | プレイングオーナー髙木の日常考察

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ノーコンセプトで日々感じた事、見た、聞いた、思った、など呟きます

【全国に美容院は約25万店舗、理容院は12万店舗】

これから業界で独立や店舗展開をする上で知っておかなければならない数字です。

 

【全国に美容師さんは51万人】

この人数の中で戦わなければいけないわけです。

そのうちインフルエンサーと呼ばれる美容師さんは1割程度ではないでしょうか。

 

近年、美容業界はフリーランス美容師さんが増えました。

フリーランス美容師さんは雇用条件がいろいろあるのですが、基本的には個人事業主として働いてらっしゃいます。

 

単純に会社を持たない社長とでも言えば分かりやすいかもしれません。やるもやらないも自分で決めてオッケーです。

故に労働基準法が適用されない部分が出てきます。

 

例えば【就業時間に限界がなくなる】ですね。

何時間働いても良いわけです。逆に【働かなくても良い】わけです。

一例に過ぎませんんがこのような自由が与えられています。

 

頑張れば給料も山ほど貰えます。(払うものも増えますけど。)

 

前回も話しました?が美容師の働き方も多様化し始めて数年が経ちます。

今回のコロナ騒動で更に変化するのでしょう。

 

経営者は新たな雇用条件を模索しなければいけません。

給料を上げて正社員雇用したり、休みを増やしたり、就業時間を短くしたり。

フリーランスの方にも基本給を付けてあげたり、短時間で稼げる仕組みを提供したり。

 

しかしながらどんなに条件を見直したところで、本人次第なところがありますよね。

美容師さんなら調べたことあるはず。

他業種の年収を調べれば美容師の年収なんて・・・です。

 

そんな中でそれなりの年収に達している方もいるのですが、大体の方が遊ぶことも、飲みにいくことも、買い物することもいろんな我慢をした時期があると言うことです。

 

現状美容師アシスタントの平均年収は【240〜250万円】

一般の平均年収は【400万円】

 

その差をどう捉えるかです。

美容師アシスタント時には技術も持っていない前提です。売上を自らは作ることができない状態です。

 

そのために練習があるわけですが、練習には【先輩スタイリストの指導】が入ります。単純に新卒の子は何をどうすれば良いか分かりませんからね。

その先輩もかつては練習をしていたわけです。

今は売上を作れる人材になっているわけですが【営業後の時間に給料は発生していない】んです。

 

確かに額面では給料は低いかもしれない。

でも技術を学びながら給料をもらえる業種なんてそうないはず。(一生使える技術です。)

先輩が汗水流してきた時間は何者にも変え難いものであることは忘れないでおきましょう。

 

そうは言ってもって思うなら自力で一人前になれば良いと思うんです。

経営者としては形はそこまで大切ではなく結果が全てなところがあるので、仕組みがなくてもやれれるのならば1番ありがたいですよ。

 

まだプロ意識がないアシスタントにやる気を出してもらうために試行錯誤。

練習を見てもらうために先輩スタイリストに個別に根回ししてみたり。

先輩スタイリストには個人売上を上げてもらうための指示を出してみたり。

 

まあまあいろんなことをやってはいるわけです。

目に見えない事をしっかりこなして数字に変えていくことが最優先ではあります。

案外たくさんの事を365日考えているのが経営者なのかなと。(たまにはサボりますけど)

 

上手くいかないことがほとんどでその度に後悔と反省をしてまた考え直す。

スタッフも練習や売上があんまり成果がなければ同じです。

立場は違えどやってることは同じです。

あまり愚痴や不満ばかりでは前進しませんからね。

 

【辞める理由も大事だけど、辞めない理由も探す努力も大事】