セブ、フィジーに限らず、たいていの語学学校やエージェントが、英語はあまりできなくても大丈夫、と紹介して留学商品を販売しています。
はたして本当にそれで大丈夫なのか?

大人の場合、最低でも義務教育の中学三年間、そして高校や大学で英語を学んでいるので、すっかり忘れたといっても、基礎の基礎は頭に入っているので「大丈夫」というのは嘘ではないと思います。
本当に困ったとしても、辞書をひけば何とかなりますし、指さし英会話なんいうのもありますしね。

では親子留学の子供の場合はどうでしょう。
ABCも分からない、自分の名前を尋ねられたことも分からないレベルだとしたら。
子供が苦労しないかといえば……うーん、確実に苦労はするでしょう。
大人と違って辞書をひくこともできないし。

ただ学校側も子供に過大な要求をしてくるわけではないので、分からないなりにレッスンに参加しようとする気持ちさえあれば、ちゃんと受け入れてもらえると思います。
最低限必要な身体的欲求(トイレに行きたい、お腹が痛い)については、問題を先生に訴えるためのカードを作って持たせておけばクリアできますね。

ただその場合でも、あいさつだけはちゃんとできるようにしておいた方がいいと思います。
「こんにちは」や「ありがとう」は最低限の礼儀ですし、どんなに小さい子でもそれくらいなら簡単に覚えられるので。

娘の場合は現地幼稚園だったので、一応、留学前に英会話学校に通いました。
とはいえ、週二回のレッスンでびっくりするほど喋れるように、なんて効果を期待するくらいなら留学なんて決断はしないわけでw
レベルチェックをしてくれた講師とスタッフに相談して
挨拶と自己紹介ができること、ABCは全部かけなくても自分の名前だけは読み書きできること
この二つを目標に頑張りましょうということになったのです。

目標以上(講師の簡単な指示を理解する、意志を伝えられる)の成果が出たことも、留学前に英会話に通ってよかったと感じた理由の一つなのですが

何より「日本語が通じない相手」と対面するという経験を、留学前にできたのが良かった。

ボランティアの留学生さんが来てくれる子供向けの無料セミナーなどに参加した際など、外国の人、英語を話す人、と触れあう機会はありましたが
マンツーマンで向かい合い、親の助けなしに違う国の人と話をするとなると、また全然違いますしね。

お父さんが南太平洋出身の講師が主に担当してくれたのですが、背が高いだけでなく全体的に大きく、肌の色が濃いことに、娘は最初戸惑いがあったようです。
テレビで良く観る英語番組のお兄さんお姉さんは白人の方が多いですしね。
でも彼はとても優しくて教え方が上手だったので、すぐに仲良くなり、英語力もぐんぐんのびました。

おかげでフィジーに行った際、2メートル近い大男のフィジー人ティーチャーにも、娘は物怖じすることなく話しかけ、よく遊んでもらっていました。

大人と同じように、子供も簡単な英語さえできれば留学に支障はないけれど
人種や言葉が違う人と接する機会が事前にあると、渡航先でいきなり異文化に囲まれて呆然となってしまうことも少なく
生活に馴染むのが早ければ、英語のスキルアップも早くなるのではないかなと思うわけです。

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フィジーもセブ(フィリピン)も、日本のような先進国とは違います。
ゆえに安く留学することができるわけです。
が、時折そういったことをすっかり忘れて不満をもつ生徒さんを見かけることも…。

フィジー、セブへの留学を決める前に知っておくべきこと。

・外国人は軽犯罪に遭う確率が高い
フィジーのナンディ、セブは観光が主要産業になっている街なので、昼間の治安は比較的良いです。
それでもスリ、置き引き、ぼったくりなどの被害に遭う留学生は多くいます。
日本人はみんなお金持ちに見えるのです。

・母語は英語ではない
公用語が英語であるというだけで、家族の会話は母語を使いますし、街中での友人との会話も母語です。
ホームステイの場合、できるだけ英語を使うよう学校から申し渡しがありますが、すべての家が協力的とはいえません。
滞在するだけで英語に囲まれるという環境ではないので、自分から英語を使う努力が必要です。
また訛りが気になるなら、英語が母語の国で、RPを教えてくれる学校を探したほうが良いでしょう。

・雨が多い
南国なので寒さを感じることはあまりないですが、洗濯物が乾きません。
そして水はけがよくない地域も多いので、少し雨量が多いとすぐに洪水状態になってしまいます。

・水回りの設備が古く故障しがち
そもそも日本の水回りが素晴らしすぎるのです。
セブの語学学校の寮はどこもシャワーのみで、ホテルを寮に利用している学校でもバスタブは特にリクエストして料金を上乗せしないと無理だそう。
フィジーの寮は水シャワーでも出るだけマシというレベル。
その分格安ではあるのですが、断水の時はどうにもならないわけです。
一般の家に滞在することになるホームステイも同様。
(これは特に当たり外れが大きく、不満の種になりやすいです)

トイレも、水が流れないくらい日常茶飯事。
そしてトイレットペーパーは置いておくと盗まれてしまうので、基本的に置いてありません。
ナンディの外国人旅行客しか訪れない店は別ですが。
フィリピンでは有名巨大ショッピングモール、そして空港でさえ、便座がありませんでした。

水回りだけでなく、全般的にインフラ整備が遅れているので、停電断水は頻繁に起こるし、インターネットもつながりにくく、繋がっても速度が出ません。

そして多くの女性にとって一番キツイと思われるのが…

・虫が多い

特に蚊、クモ、ヤモリ、ゴキブリ、カエル、蟻、ハエ。
かなりの確率で、部屋の中で虫を発見することになります。
フィジーのホテルの安部屋には二匹のヤモリと全長15センチはある巨大クモが住んでいました。
セブのリゾートホテルでもレストランのオープンテラスの柱で、ヤモリが大勢集まって食事をしています。
雨が降ればカエルの大合唱です。

文化の違い、そしてインフラや衛生面でのマイナス面を理解し、寛容に受け止められない人に格安留学は向いていません。

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娘がお世話になったナマカパブリックスクールキンダーガーテンでは、生徒が午前と午後で入れ替わります。
午前中が年長さん、午後が年中、年少さんのクラス。
親が語学学校に通っている子供は午前、午後両方のクラスに参加できるので、基本的に預け先に困るということはありませんでした。
$子供と一緒に海外生活-幼稚園

先生も生徒もフィジアンとインディアンが半々。
そこに親子留学でやってきた外国人(主に日本)生徒が数名、学生ボランティアや研修できたアシスタントのオージーがいたりいなかったり。

ほとんどの生徒の母語は英語以外(フィジー語、ヒンディー語、日本語など)ですが、先生たちは基本的に英語で指導にあたります。
年長さんのいる午前中は歌や工作、お絵かきや絵本の朗読を通して英語を学べます。

英語で英語を教えるスタイルになるわけで、子供の英語力を心配する親御さんも多いようです。
マンゴーもそうでしたが、授業を見学したところ日本の幼稚園の英語のクラスとやっていることはさしてかわりませんでしたしし
英語の指示が分からなくても、周りの子がやっているのをみながらついていくこともできるので、授業参加自体は可能だと思います。

このあたりは、子供の性格によるところが大きいので、難しいのですが。

フィジーに限らず、セブや、日本の英語教室でも見かけたのですが、レッスンを放棄して逃げ出しちゃう子も少なくないんですよね。
気持ちも分かりますよ、大人だって時折逃げ出したくなりますもんw

子供の様子をみながら、無理せず勉強を続けられるよう、親も知恵を絞らなければいけませんね。

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一押しは何といってもこれ。
ドーラとハッピー・バースデー [DVD]/くまいもとこ,宮原永海,金丸淳一

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ニコロデオンの看板アニメ、ドーラ・ザ・エクスプローラー。
日本でもテレ東各局で放映されていた幼児向け体験型知育情操アニメーションです。
海外アニメにありがちなグロテスクさや、いかにもなジョークとは無縁。
どちらかといえばEテレのアニメに近いんじゃないでしょうか。
子供が見るアニメとしての出来もさることながら、英語の勉強という面でも素晴らしい作品です。

ヒスパニック系の主人公ドーラと一緒に冒険をするという基本構成で、一話完結。
キャラクターが視聴者に助けを求めたり、語り掛けたりしてくるので、世界に入り込みやすいです。
問いかけに応える形で、子供は地図上の目的地の名詞を何度も繰り返したり、一緒の動きをして応援したりして冒険に参加し
リスニングとスピーキングを楽しみながら、かつ自然に練習できるようになっています。
おまけに簡単なスペイン語も学べる、二度おいしい作り。

難を言えば、画面上の地図などをポインターがクリックする表現が使われているので、質問されるたびに子供がテレビに近づいて行って画面を指さそうとすることでしょうかw

ちなみに上のDVDの音声は英語と日本語吹き替えですが、字幕はありません。
ドーラの英語はさほど難しくないのですが、冒険の後に「今日はこれが楽しかった」と感想を述べるあたりは、リスニングスキルが高めでないと厳しいかも。
さらりと関係代名詞を使っていたりするので、大人が英語を勉強するのにもいいです。


こちらはおそらく日本ではニコロデオンのチャンネルでしか放送されていなかったようですが、キティとコラボしていたりもします。
Blue’s Clues - Blue’s Big News Read All About I.../Steve Burns,Traci Paige Johnson,Donovan Patton

¥969
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どうしてもDVDが欲しくて探してみたんですが、残念ながらVHSしか見つかりませんでした。

犬のブルーが伝えたいことをヒント(クルー)にして残すので、お兄さんといっしょにブルーの足跡がついたクルーを探し、三つ見つかると答えが分かるという構成。

基本はお兄さんのスティーブがひたすら喋ってあちこち動きまわるのですが、クルーを見つけた時など、視聴者役の子供の声でつっこみが入ります。
スティーブの言葉をリスニングして、子供の言葉をリピートしてスピーキングすると、いい勉強になるのではないかと。

ドーラほどではありませんが、やはり幼児向けらしく短い歌などがよく入ります。
娘はメールタイムと手紙を受け取った時の歌が大好きで、スティーブの微妙な踊りを真似しながら一緒に歌います。
(We just got a letterで検索したらYouTubeで動画が見つかりましたw)

ドーラより難易度はやや高め。
同じ体験型でも、こちらのほうがバリエーションが多いので、少し大きな子でも飽きがこないと思います。

マンゴー的にはスティーブのいけてないヘアが気になって観ていたら、いつのまにかはまっていたという……。

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自分の勉強用に買ったのですが、実は子供の勉強にもなったのがこれ。
ヘンリーおじさんの英語で子育てができる本―ネイティブが答える英語Q&A/アルク

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親子のリアリティ溢れるやりとり。
まさに日常使いの英語がたくさん学べます。
親と子供が一緒に楽しみながら勉強できるのがとてもいいですね。
家で学んだやりとりを、買い物の途中で一緒に復習してみたりすると、子供の方がよく覚えていたりして。

本にはたくさんの表現がのっていて、とても参考になるのだけれど、残念ながらCDに収録されているのはその一部だけ。
親の学習としては本だけでも十分だけど、子供の学習という面で考えると、できればもっと例文の音声が聞きたかったなという感じ。


内容が似通っているけれど、こちらも良書。
井原さんちの英語で子育て―超使いやすい!表現集の決定版/学習研究社

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上記のヘンリーおじさんよりも全体的に初心者向けという印象。
分かりやすいし参考になるのは間違いないんだけれど、先にヘンリーおじさんを買ってしまったせいかちょっと物足りなかったです。
英語が苦手なママの入門編にはいいかも。


分類では別のはずなのだけれど、結果的に上記二冊と内容がかぶっていた本。
子どもがバイリンガルになる英語子育てマニュアル(CD BOOK)/ベレ出版

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マニュアルというより、経験談的な本と言えばいいのか。
こんなとき英語ではこう表現するという内容が多いので、中途半端な会話集になってしまっているという印象。
例文はリアリティにあふれていて、とても参考になったので、むしろここをメインに本にしてくれたらすっごく良かったんじゃないかと思うのだけど…残念。
英語で子育てしたいけど、さてどうしたらいいのかしら?という人が読むと参考になると思います。

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