その3では右翼観測所から見ていきます。

 

第四砲台最大の見どころ...それは観測所直下に設けられた回廊です(・∀・)

 

真ん中のレンガ積みされた八角形の中に観測所に上がる螺旋階段があり、その周囲が回廊のようになっています。特別この空間になにかある訳ではないのに、なぜこんな造りにしたのでしょうか。

 

回廊には2つの窓があります。そのうちの1つ。灯り置きかな?

 

奥から高塁道の出入口を見ています。

 

観測所への階段です。

 

螺旋階段です。

 

見上げるとこんな感じ。

 

初めて見るスタイルなので興奮しています(*´Д`)

 

では観測所へ。

 

階段を上がると通路になっています。左側は付属室に通じていますが立入禁止です。

 

右側は観測所です。

 

観測所の入口。

 

内部には武式測遠機台が置かれています。

 

以前左翼観測所を紹介しましたが、造りはほぼ同型でした。

 

******************************

それでは螺旋階段を下って高塁道に戻り、弾薬庫①を見て外に出ます。

弾薬庫①は②と③と同型ですので写真は割愛します。写真左の階段を上がって外に出てきました。

 

ロープの先は十二糎加農を配備した側防砲座がありますが残念ながら立入禁止です。

ところで友ヶ島の砲台で側防砲座が設けられたのは第四砲台だけでした。おそらく第四だけ離れた位置にありましたので、南垂水海岸から上陸して攻めてくる敵に対するために設けられたのでしょう。

 

地図で示すとこんな感じです。

 

****************************

立入禁止の手前に飲料水路標石が埋設されています。由良要塞界隈でしか見られない標石ですね。

 

そう言えば門柱の横にも埋設されていました。頭頂部に←が見えます。

 

*****************************

では砲台入口に戻ります。

監守衛舎の横を進むと弾丸を仕込む施設が置かれていたようです。赤矢印から奥に進む感じなのですが、、、。

 

残念ながら立入禁止です。

 

ちなみに北側の軍道(遊歩道)からも出入りできたようですが、こちらにもロープが張られていますので入ることができません。

 

なお、上の写真を撮影した位置から振り返ると左翼観測所の入口があります。

 

左翼観測所は既にレポート済みなのでこちらをどうぞ。

 

 

以上、友ヶ島第四砲台でした。