◆起工:明治28年(1895年)8月21日
◆竣工:明治31年(1898年)3月31日
◆備砲:九糎加農砲 4門、十五糎臼砲 4門、機関砲 2門
◆設置標高:258.6m
◆廃止:大正2年(1913年) 廃止予定となる→昭和7年(1932年)3月23日 全部除籍
◆下関要塞の概略→→→
◆前回の探訪記「下関要塞探訪➉~矢筈山堡塁(前編)」
「矢筈山堡塁」は門司の小森江駅東側に位置する標高266mの矢筈山の山頂にあって現在はキャンプ場になっていますが、遺構をそのまま生かして作られていますので、当時の様子をよく知ることができます。
なお、この堡塁にはタイトルの通り「地下弾薬庫」がありますが、通常は施錠されています。昨年は3月、8月、11月の3回訪問しましたが、11月の時に管理人さんに鍵を開けてもらって、3度目の正直でようやく中に入ることができました(・∀・)
堡塁の見取図では「地下庫」と記している場所です。
「地下弾薬庫」の入口です。
扉を開けると地下に下りる階段があります。上部の掩蓋は管理人さんが自作されたとおっしゃっていましたが、扉はドラマの撮影で設置された物を現在も使っているようです。
では、下りてみます。
部屋の入口。小窓が2つあります。
内部です。他の掩蔽部と同様に白塗りされています。
内部から入口を振り返って見ています。
奥に通気口がありますが、ゲジゲジさんがいっぱいでグロ注意ですw
ちなみに、通気口の上部はこんな感じです。
この弾薬庫は立地的に考えると、「砲座D」の砲側庫ではないかと思われます。
以上、これにて矢筈山堡塁コンプリートです(・∀・)