砲台敷地内の配置図です。(現地案内板より)

 

砲台敷地の「裏門」です。

 

「裏門」を逆から。

 

「斜坑口」の右側にある「燃料庫」です。

 

砲台敷地に入る「表門」です。

 

砲台はこれにて終了です。続いては「観測所」を見に行きます。

 

「観測所」は砲台完成の7か月前、昭和6年(1931年)2月23日に竣工しました。

場所はこちら。砲台から直線距離で3kmほど前方にあります。

 

着きました(笑) 「観測所」の入口です。

 

内部はがら~んとしています。

 

砲台鏡か測遠機の台座があります。

 

スリット窓に残る鉄の支柱。

 

台座横から観測所内部を見ています。

天井に穴が開いていますが、鉄を盗ろうとして壊したのでしょうか。

 

通信室かな。

 

『日本築城史』では、観測所には88式海岸射撃具を装備したとありましたが、作りがそんな風には見えないですねぇ。『現代本邦築城史』の防御営造物履歴を見ると、「鶴見崎砲台観測所 箇数 二」となっていますので、もしかしたら別にあったのかもしれません。

 

「観測所」を外から。

窓上部には偽装網のフックが残っています。

 

横からも。

真上の橋みたいな物は展望台です。

 

ここからの景色。

鶴見崎灯台そして豊後水道。

 

以上、鶴見崎砲塔砲台でした。

 

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[参考文献]

「現代本邦築城史」第二部 第十六巻 豊予要塞築城史(国立国会図書館デジタルコレクション所蔵)

「日本築城史-近代の沿岸築城と要塞」(浄法寺朝美著、原書房)

「独立混成第118旅団歴史」(国立国会図書館デジタルコレクション所蔵)

「国土地理院地図(電子国土web)」を加工して使用