ナイロンが発明されるまでは、お蚕さんが繭を作り始める頃の幼虫の絹糸線からテグスを作っていたそうです。今年はその時期を逸してしまって仕方なく来年に再挑戦と思っていたのですが、今まさに産卵中のクスサンを蝶の収集家の方が届けてくださいました。蝶はこんな風に一頭づつ紙に挟んで持って帰るそうでして、この紙の中にクスサンが入っていて確かに卵も数十入っています、温度が合えばさらに沢山生むそうです。この卵が春に孵って毛虫になり、繭を作り出すのが五月、六月頃、そのときに絹糸線を取り出して酢につけて伸ばし、本テグスを作る、いやーまたまた楽しみができましたー。
