こんにちは。
mizukiです
公立中学校 支援級在籍
軽度知的障害(IQ50〜69)
ケーくんと、
姉のネー子、パパとの静かな日常
を書いています
ケーくんは、
中1の秋から不登校気味。
躁うつ症状に悩まされながらも
成長を見守っています。
つづきです。
ケーくんの現状、
学校と家庭の
それぞれの取組みと思い
話を聞いた心理士さんは、
ゆっくりと
口を開きました。

「私はケータさんを
ここ数ヶ月、
面談を通して見てきました。」
「ケータさんには、
一つずつ、ゆっくりと対応してあげて、
できたことを認めてあげることが
大切だと思いました。」
「彼はとても穏やかで優しく、
私にゲームのことを教えてくれました。
彼にはできることが多くあります。
その力を最大限に発揮してあげるには
周囲の理解とサポートが必要です。」
「穏やかに丁寧に接してあげて、
活躍の場を持たせてあげるのも
とても良いと思います。」
私は
心理士さんの言葉を
メモしました。
ここまでの話も
メモをとっていました。
けれど、
担任は手元には筆記用具もなく、
書き留める様子もなく
どっかりと座っている
バリバリに
体育会系なのです。
もしもここに、
スクールカウンセラーの
先生がいたら、
共有した、各所での取組みなどの
フォローをしてもらえたかもしれない、
と残念にも思いました。
心理士さんは続けます。
「また、今のような不安定な状態には、
このような対応が望ましいと
データにもあります」
くださった資料の内容は、
私がほぼ知っていることでした。
そのほんのさわりの
基礎的なこと。
担任はもらった資料に
目を落としています。
おそらく、すでに
私から伝えられていて
知っていることと思いました。
心理士さんはさらに問いかけました。
「今回の話し合いを踏まえて、
今後、どのように過ごしていきたいですか?」
(mizuki)
「家庭では、このまま変わらず
ルーティンを崩さず、
できたことを褒めて
本人の意欲を尊重していきたいです」
(担任)
「そうですね…、
…
学校では…活躍できる場を
増やしてみます。」

「しばらく取り組んでみて、
変化がない、
うまくいかないようでしたら
また手を変えてみる、
それでどうでしょうか?」
「次回は、お母様からご要望があったら
いつでも集まるということで、
いかがですか?」
誰からも異論はなく、
予定時間ぴったりに
話し合いは終わりました。

校門を出たとたん、
療育センターからの付き添いの女性、
今井さんが、
鼻息を荒くして言いました。
「お母さん!もっと強く言って
いいと思いますけど!」
憤慨した様子の彼女に
失礼だけど、
思わず笑ってしまった。
心理士さんはすかさず
諌める。
「まぁ、まぁ…」
心理士さんが止めた理由は、
何となく分かる。
中立にみれば
今日の話し合いのバランスは
悪くなかった。
終わってみて、私も、
あれが良いラインだった
と思った。
ここまで、良くやった。
大切なのは、今日の内容ではなく、
行動に意味があるのだと思う。
「…いえ、納得しています。
今日はお忙しい中、
本当にありがとうございました。」
(今井さん)
「また、何かありましたら、
いつでもお力になりますからね!!
」

本当に心強い、
可愛らしい方だなと思った。
煮え切らない結果に
おそらく彼女は、
納得がいかなかっただろうな。
でも、
これは確実な一石になる。
私が行動したことで
きっと、
支援級のこれまでの体制は
揺らぐだろう。
私はそう確信していました。

一旦「モンペになる」は終わります。
でも、これでまるっと解決
するわけでもなく…
「モンペになる2」へ
つづきます。
・モンペになる
→中2の話し合い
・モンペになる2
→進級時の話し
・モンペになる3
→進学と中3卒業まで
で終わる予定です。
書いてけじめ!

書いて消化

次へ進むステップとして

今日もぼちぼち





