こんにちは。
mizukiです
中学2年生 支援級在籍
軽度知的障害(IQ50〜69)
ケーくんと、
姉のネー子、パパとの静かな日常
を書いています
ケーくんは、
中1の秋から不登校気味。
躁うつ症状に悩まされながらも
成長を見守っています。
「自信」て大切なこと
だと思います。
特に、
自分に対する自信。
でも、
人様に対して自信を持ってしまうと、
それが時に
害になることがあります。
自信を持って
「自分が正しい!」
と思ってしまうことが、
人を不快にさせたり、
傷つけたりすることがある。
それを知って、
常に謙虚でありたい、
忘れないようにしたい、
そう、思います。
誰かにアドバイスしようなんて
思ったときが
危険信号!
例えば、
うちのネー子さん。
大人になってきたせいか、
今まで言わなかった、
「こうした方がいいよ」
「これが正しいよ」
と、つい
言いたくなってしまう時があります。
ある日、
ケーくんに対して
「ケーくん!食卓の準備は?
係りの仕事はどうなってるの?」
と言いました。
普段なら
「ネー子がやるけど、いい?」
と、聞くところを
妙に説教くさくなる時があるのです。
「ネー子ちゃん、それは
ママの役目だから。」
と言うと、案の定、
ケーくんは顔をしかめて、
「へーん!ネー子なんて」
それでもネー子は、
「お箸は右利きはこうでしょう?」
「ご飯とお味噌汁の場所、よく見て!
合ってるかな?!」
とアドバイスが続き、
ケーくんは逃げていって
しまいました。
嫌われるのはママの仕事だからさ。
ネー子は自分のことやりなよ。
「あー、はいはいはい!!」
いつになくイライラのネー子。
後からはなしを聞くと…
「ケータにはこうした方がいいよ!」
「ケータはこうなんじゃない?」
しっかりと自分の意見があって
もっとケーくんに
教えたい!
知って欲しい!
成長してほしい!
そんな思いがありました。
もう、状況が
よく見えてしまうんですね。
大人の目線になったんだなぁと
感じました。
自分が知っていることを
もっと教えたかったり、
その後のために
今、知っていたら
楽だよ!得だよ!という気持ち、
好きな人に対しては
特に思ってしまうよね。
でもね、
人はそれぞれ、
見えている景色が、違う。
好きな相手にほど
自分と同じ景色をみて欲しいと
願うけれど、
私たちは、
同じにはなれない。
ケーくんには
ケーくんのペースがあって、
自分の時間軸と
自分の世界で動いている。
教えてあげよう
とか、
鍛えてあげよう
とか、
そういうのじゃなくて…。
私たちは、
教科書みたいな直線上のことを
学んでいるんじゃなくて
三次元、四次元方向に
学んでいる。
だから、本当は、
誰も口を出せないと思うの。
ケーくんは、
やる時はやるから。
できない時は、
ママがやるから。
ネー子ががんばって
教えようとか
しなくてよいんだよ?
そんな話をしました。
ブスッとしていた
ネー子だったけど、
「ヘーイ」
と言いながら
去って行きました。
自信があることは、大切です。
自分が経験してきたことを
信じることは、
成長の一部だと思います。
でも、それが
他人にとっては
迷惑になることがある。
そして、
気づかずに相手を
傷つけてしまうことがあります。
自分が正しいと思っても、
それは自分に対しての事で
相手の事情を
無視してはいけないと思うのです。
私もネー子のように、
「これが正しい!」
と思うことがよくあります。
でも、だからこそ、
相手を尊重することを
忘れずにいたいし、
ケーくんがいることで
気付かされる。
どんなに信じることがあっても、
謙虚さを忘れてはいけない。
自分も気をつけよう。
と思いました。
「人の振り見て我が振りなおせ」
でした。
いそがしいけど



