こんにちは。

mizukiですニコニコさくらんぼ



    

公立中学校 支援級在籍

軽度知的障害(IQ50〜69)

ケーくんと、

姉のネー子、パパとの静かな日常

を書いていますスター


ケーくんは、

中1の秋から不登校気味。

躁うつ症状に悩まされながらも

成長を見守っています。





「学校なんて行かなくてもいい」



何人かの専門家に

そう言われた。



それは、

ケーくんを守ろうと

してくれる人が多かったように思う。



苦しいことから、

逃げられるために。



「いま」を

生きるために。



健康を守る

命を守る

そのために

言ってくれたのだと


理解している。





本当にそう。





でもね、




じゃあ、




「どこで、生きられるんだろう?」





とも思う。





義務教育の学校に行かなかったら、


毎日、

日が出ている時間は、




一人ぼっち。







その間みんなは、


クラスで話し合ったり、

協力して運動したり、

合唱でハーモニーを奏でたり、

工作で形作る楽しさを知ったり、

友だちの特技に気づいたり。


1日に6時間✕週に5日


そういう時間を

平等に与えられている。





ケーくんは、

勉強は苦手だけど、



そういった、人と過ごす時間、

会話、ふれあい、学び合い


その経験は

ケーくんをすごく

成長させてくれる。



一人では、できないこと。

オンラインでは、補えないこと。





ケーくんには、

知的障害がある。



とかく、目に見えないものは

理解するのが難しい。



だからこそ、


実際に体験することが大事。


 

数の概念は分からなくても、

目の前のものは数えられる。


気持ちを文字にするのは苦手でも、

目の前の本は読める。



生活の中でできることも増えてきた。


靴を揃えるし、

ゴミの分別できるし、

お風呂も沸かせるし、

コーヒーも豆から淹れられる。

番組の録画や鍵も解除だって

自分でできる。



でも、それを全部


「しなくていい」


と言われたら?




ケーくんの一番の得意を、

捨てることになるだろう。



「行かなくていい」


そう言われたら、

学校で経験を通して学べることが、

どれだけ減ってしまうだろうか。




成長期のいま、

身に付けなかったら、



いつできるのだろう?



大人になったケーくんに

今のような仲間はいるだろうか?



子ども同士でわいわい楽しみながら

合唱をしたり、運動会で全力で取組んだり、

教科書を開いて実験をするだろうか?


今しかない学びは


ケーくんには、

取り返しがつかない。



精神はまだまだ子どもでも

身体が大人になっていくから。




どうか、


学ぶ機会を奪わないでほしい

居場所を、奪わないでほしい


「成長の機会」

を奪わないでほしい。




他に

居場所がないのに、


「行かなくてもいい」


なんて



言うのは簡単だし、

間違いではないかもしれない。



でも、安易にそうしてしまったら

ただ家にこもるしかなくなる。



それって


「生きる場所」を


奪うことになるんじゃないかな?




「義務教育だけど、休んでもいいよ」


という許可ではなく、



大切なのは、


「どこにいていいのか?」

「誰とつながれるのか?」

「何を栄養に育てばいいのか?」



そういったことを

一緒に探すことが


セットなのだと思う。





「今、ここにいて幸せに過ごしていいよ」


「こんな体制があるから、

安心して良いんだよ」



存在を認められる事や、

育つ環境があるという事が、

必要だと思うんだ。






何よりも、学校が、


「ここが君の居場所だよ」

「居心地よくしていこう」


そういう場であればいいのに。








学校に行けなくなると、


どうしても「孤立」しやすい。



「孤立」

は子どもにとって、

生きる上で一番の


危険なのだと思う。











これも以前に何度も

下書きに残していたブログ。








花冷えかな雪の結晶
きょうもぼちぼち大あくび



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