昨年、父が今よりずーっと元気でまだ歩けていた昨年6月ごろに、胃ろうを作るか作らないかという話がでた。
治療方法の確立されていないALSなので、いかに栄養を摂って、体力を維持するかがポイント。
その後、レスパイト入院があり、ラジカット入院があり、結局胃ろうはしない状態で年が明け、
胃が痛いということが頻繁にあるようになり、
先日も転んだ後に、
「胃が痛くてご飯が食べられない。自分は胃潰瘍だ」と言い、
検査してくれといっていたところに、
今回、胃ろうを作れるかどうかの検査のための入院をすることとなった。
入院前夜、
胃潰瘍の検査だと思っていた父。
胃ろうなんか必要ないと言い出した。
最近立つことも辛くなってきて、
いつ寝たきりになるかとハラハラしている状態。
私も胃ろうを使って、生命維持をすることでメリットはあるのか、
逆に辛い状態を長引かせるだけではないかとも思っていたところなんだけど、
妹にも嫌がっていることを話したら「今更やる必要ないんじゃないか」と言われ
なんだかポツンと取り残された気分
やっぱり私が結論を決めなければならない。
しなくていいのかもしれないし
した方が元気になってくれるのかもしれないし、
しない決定をするのって、私が父の寿命を決めるみたいなすごいプレッシャーがある。
モヤモヤ・・・
入院時、主治医と話をしていて
「本当は95歳という年齢では胃ろうはしないけど、病気の前は、歳の割には元気だったこと、内臓も問題なければできる。でも、検査してみた結果次第」とおっしゃるので、
「実は昨日父が胃ろうはしなくていいと言い始めて・・・」
という話をしたら、
「とりあえずできるかできないか検査をして、それからご本人を交えて意思確認をしましょう」
ということになった。
そして検査結果
「胃が予定の位置になく(どこかが癒着しているとか)、簡単に胃瘻を作ることはできない」とのことで胃ろうすることは無くなった。
正直いって「できない」というお医者さんの決定はありがたかった。
(若い人なら、全身麻酔で行うことができなくはないとのことだけど、全身麻酔のリスクの方が高いとのこと)
たまたま入院と重なったので、心置きなく参加できた小枝ちゃんのグッドトイカフェ。
東京おもちゃ美術館のおもちゃで遊んだよー(ボランティアスタッフです)
おもちゃはいいなぁ。こういうの作ったり遊んだり無心になれる。
今回の私のイチオシはこれ2023年のグッドトイにも選ばれています。