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大分県中津市にある西蓮寺に来ています。

ここは浄土真宗本願寺派のお寺で、像として五劫思惟像が安置されているのはとても珍しいことです。



この像は阿弥陀如来が前世において法蔵菩薩として修行をされていたときのお姿です。

「一切衆生を必ず救う」と誓願され、沈思憔悴していた姿がそのままみてとれます。



この像に出会うのもご縁で、たまたま私が街中を歩いていると龍谷高校があって、その門前に新聞記事でこの像のことを書き上げていたので、なるほどなあと思いながら読んでいたのです。でも、その像がここにあるとはまったく知りません。それがお導きで本物を目の前にしたのですから、ビックリしました。



この中津という町は戦国の智将黒田官兵衛が1587年に入部して作り上げた町です。黒田といえば博多の黒田節が有名ですが、あの舞の元は実はこの中津の時代であったという新事実を発見したのが私のユーザーなのです。そのご縁もあって、このお寺を紹介いただいたんですが、このお寺は天正16年(1588年)開基で黒田公の弟の市右衛門が建立したそうです。



阿弥陀様が一切衆生を救うぞと誓願されているのになぜ我々は日々悩む必要があるのか、でもあれこれ考えてしまうものですね。まだまだです!