第147回・ショートネタでコニャニャチハ | 日本語あれこれ研究室

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日常生活の日本語やメディアなどで接する日本語に関して、感じることを気ままに書いていきます

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○先日、高田馬場のとある商店街を久々に通る。おれが学生の頃、店頭にすごい独特の文字で様々なランキングを次々に貼りだしている青果店があった。

 その店がまだ健在だった。驚くことに例のランキングも変わらず貼ってあって、時間が止まっているのか、と軽い眩暈を感じた。店主、何歳なんだろう。

 

○普通にドラマやアニメをテレビでオンエアしているのは「放送」です。これを「放映」と書く人が多い。「放映」というのは劇場映画をテレビ番組として放送することです。それ以外はあくまでも「放送」です。 混同されててもう取り返しがつかないのですが、一応、説明してみました。

 

○西新宿で先日たまたま、共産党の志位委員長の街頭演説を聞いた。政治家特有の「お訴えをさせて頂きます」等の気持ち悪い言葉遣いが無く、「これを私の訴えとします」と言っていて、やはり演説がうまい人だと思った。

 

○某駅前のみずほのATMで時々金を下ろす。いつも必ず現金封筒が切れていて、そのスペースにゴミが詰まっている。隣にあるりそなのATMではきちんと補充されており、いつもそこから1枚頂戴する。「ウチのみずほがご迷惑ばかりお掛けしてすみません」と心の中で謝る。

 

○ここ数年で読んだ〝今まで知らなかったし読む気もなかったのになぜか読み始めたら思わず面白かったSF小説〟の自分大賞は、ブライアン・オールディス『寄港地のない船』(竹書房文庫)に決定。

 ずっと飛行してきた世代移民船が今どこにいるのか、が判明した時の驚き。

 

○新宿で昔時々食べていたカレー屋を思い出し、まだあるかな、と行ってみた。店自体はあったけれど閉まっていて、「足の手術を受けるためしばらく休業します」の張り紙。ずいぶん具体的な断り書きだなと思ったが、そうか、コロナに感染したと誤解されないための策なのだろう。……近いうちにまた行ってみよう。