Boogie Woogie Pianos | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年7月5日(金)
Boogie Woogie Pianos(★★★★☆)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャケット(★★☆☆☆)
ジャンル:Boogie Woogie, Piano Blues


Side 1 
*Pine Top Smith
1.Pinetop's Boogie Woogie(Dec. 29. 1928) 3:09
2.Pinetop's Blues(Jan.14, 1939) 2:44
3.I'm Sober Now(1929) 3:08
4.Jump Steady Blues(1929) 3:17
*Speckled Red
5.The Dirty Dozen No.1(Sept. 22, 1929) 3:11
6.Wilkins Street Stomp(Apr. 8, 1930 ) 2:46
7.The Dirty Dozen No.2(1930) 2:57
*Romeo Nelson
8.Head Rag Hop(Sept. 5, 1929) 2:56

Side 2
*Meade "Lux" Lewis
1.Honky Tonk Train Blues(nov. 1935) 2:47
2.Mr. Freddie Blues(Jan. 11, 1936) 2:57
3.Celeste Blues(Jan. 11, 1936) 3:02
4.Yancey Special(Jan. 11, 1936) 3:13
*Montana Taylor
5.Detroit Rocks(Apr. 23, 1929) 3:17
6.Indiana Avenue Blues(1929) 3:25
*Cow Cow Davenport
7.Cow Cow Blues(Jul. 19, 1929) 3:07
8.State Street Jive(Jul. 19, 1929) 3:02

Recorded 1929 ~ 1936
Released by MCA Records – VIM-4638(mono)

昨日の日の入りは19時14分で変わらず。
今朝の日の出は4時49分だ。
快晴の朝だ。
午後には34度まで上がるようでかなわん猛暑になる。

29年から36年にかけてのブギウギ・ピアノを集めたコンピ盤。
MCAの国内盤である。
橙と紫の色使いは雑誌の付録みたいでみっともない。
こんなデザインでは、売れ行きはさっぱりだったろう。

高域のすとんと落ちた音にノイズはなく
まるでフィルタを掛けたみたいに聞こえる。
弾きウタイをそのままカッティングしたSP盤が音源のようだ。
ピアノは左手のベースラインがもたついてるのがヨロシイ。

歌も下手くそでシカゴの場末の酒場で演ってる雰囲気がする。
パイン・トップスというのはとても人気があったらしい。
陽気で朗らかなブギウギだ。
ピアノは上手とは言えず、左手のリズムが乱れるのがいいねえ。

それが古き良きアメリカの雰囲気を醸し出す。
歌唱はスラングにあふれているので
なんて歌っているのかさっぱり判らない。
それもまた古い映画を観ているようで楽しい。