Blues Bag / Buddy De Franco | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年6月19日(水)
Blues Bag / Buddy De Franco(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★☆)
ジャケット(★★☆☆☆)
ジャンル:Hard Bop 


Side 1 
1.Blues Bag    5:30
2.Rain Dance    5:37
3.Straight No Chaser    3:44
4.Cousin Mary    4:40

Side 2
1.Blues Connotation    3:44
2.Kush    7:48
3.Twelve Tone Blues    6:20

Buddy De Franco(bcl), Curtis Fuller (tb : A2, B1, B3), Freddie Hill (tp : B1), Lee Morgan (tp : A2, B3), Victor Feldman(p, vib), Victor Sproles(b), Abdullah Buhaina(ds)

Recorded Dec. 1, 3, 1964 at United Recording Studios, Hollywood, California.
Released by Vee Jay Records – VJLP 2506(mono)/ ファンハウス – 22YB-2026(stereo)

昨日の日の入りは19時13分で変わらず。
今朝の日の出も4時43分で変わらず。
今朝は晴天が戻ってきた。
午後には31度まで上がる見込みだ。

バディ・デフランコの64年録音。
オリジナルはヴィー・ジェイ、これはファンハウス87年復刻盤。
亡霊のようなデザインのコワイジャケットである。
ステレオだがプロモ盤なので音は期待しよう。

ジャケ裏面に演奏風景の写真が載っている。
これがひどい撮影で40年代ですかと間違えそうな代物。
演奏はなかなか渋くていい感じだ。
ちょいとマクリーン風のところも感じるが軽やかで田舎の香りがする。

カーティス・フラーのボーンが伸びやかに演っている。
ボーン吹きの中ではアタシはフラーが一番好きだ。
タイコはAbdullah Buhainaと記載されているが
実はブレイキイの変名である。

契約の関係で本名を書くわけにはいかず、
アブダル・ブハイナなんてヘンテコな名前にしている。
アブダル名義のアルバムはプレステッジにもある。
“Cousin Mary”の軽快なスネアはブレイキイそのものである。

このアルバムでデフランコはどういうわけかバスクラ一本で通している。
バスクラの低域まで伸びた音域がいつものデフランコ風ではないのが面白い。
ヴィクタ・フェルドマンのピアノがデフランコを煽るところがいい。
デフランコの中では異色の雰囲気があるアルバムだ。