The Intimate Miss Christy / June Christy | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年4月17日(水)
The Intimate Miss Christy / June Christy (★★★★☆)
ノスタルジ度(★★★☆☆)
ジャケット★★★☆☆)
ジャンル:Jazz Pop Vocal


Side 1 
1.Spring Is Here
2.Fly Me To The Moon
3.I Fall In Love Too Easily
4.Time After Time
5.The More I See You
6.Don't Explain

Side 2
1.It Never Entered My Mind
2.You're Nearer
3.Misty
4.Suddenly It's Spring
5.I Get Along Without You Very Well
6.Ev'ry Time

June Christy(vo), Al Viola(g), Bud Legge(fl), Don Bagley(b)

Recorded 1963
Released by Capitol Records – T1953(mono) /  – ST1953(stereo)

昨日の日の入りは18時半だった。
今朝の日の出は5時22分だ。
夜来の雨が止んでところどころに雲の切れ目が見えている。
この雨で黄砂が洗い流されるとおもったら、どんどん追加されているようだ。

ジューン・クリスティの63年録音。
キャピトルのオリジナル盤である。
同時発売のステレオ盤だ。
エレボイのマイクの前に立つステージ写真のジャケット。

今日からジャケットの仕上がりをアタシなりに評価することにした。
CDとちがってVINYLは12インチもある画面だから
ジャケットの仕上げには力を入れてほしいとおもっている。
このジャケットは普通の出来映え。

“Spring Is Here”のおだやかなスロウ・バラードが心地よい。
ドラムレスのギター・トリオのシンプルな歌伴がよい。
盤には傷みがあってノイズが混じるが全く気にならぬ。
小編成でのステレオ録音はなかなかよいものだ。

さすがキャピトルである。
ドン・ベイグリイのベースは余計な音を出さない。
アル・ヴィオラのギターの低音弦と被るのはちょっと気になる。
フルートも不要である。

ここはギター一本で伴奏した方がよかった気がする。
アタシがクリスティだったら、このレコーディングは中止するね。
アルバムのプロデュースというのは難しいものだ。
歌手の力量を110%引きだす目論見をしなくては有能ではない。

アタシがクリスティで一番のお気に入りアルバムは
やはり“Something Cool”だ。
2枚持っていて東芝盤が最高だ。
これで“耳直し”をしたいが、これまたどこへ仕舞ったか判らない…。