Wayne Newton Sings Hit Songs | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年3月18日(月)
Wayne Newton Sings Hit Songs(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:Jazz, Pop Vocal


Side 1 
1.As Long As I'm Singing 1:39
2.Wives And Lovers 2:06
3.Charade 2:55
4.An Ordinary Girl 2:14
5.Looking Through A Tear 3:26
6.I Left My Heart In San Francisco 2:44

Side 2
1.Hello, Dolly! 2:09
2.More (Theme From "Mondo Cane") 2:31
3.Call Me Irresponsible 2:21
4.My Kind Of Girl 2:06
5.Melancholy Serenade 3:28
6.Shangri-La 1:22

Wayne Newton(vo), Tommy Oliver(arr, cond)

Recorded 1964
Released by Capitol Records – ST 2130(stereo)

昨日の日の入りは18時6分だった。
今朝の日の出は6時3分だ。
気温の高い朝となったが、午後は寒波で9度までしか上がらない。
晴れただけマシというものだ。

ウェイン・ニュートンの64年録音。
キャピトルのオリジナル盤である。
晴れやかな笑顔でいいジャケットだ。
キャピトルの中でも上出来なジャケットだ。

針を下ろすと、若々しい甘い歌唱が飛び出してくる。
少年のような声だ。
これはウェインの二枚目のアルバムだ。
22歳の録音である。

ジャッキー・グリースンはウェインを“The Boy's Great!”と
褒めそやしている。
確かにウェインの少年期から抜け出せないような高い発声には
何とも言えぬ魅力がある。

“永遠のカマトト発声”というとダニエル・ヴィダルだが
ウェインの“ハスキイ・ソプラノ”とでも言うべき独特の声は
青年と言うより少年風である。
ウェインはラスベガスでは最高ランクのエンターテナーと称されている。

シナトラを超えた興行収入を獲得して
レーガン大統領からも招待されたそうだが
晩年はでっぷり太った赤ら顔となり、田舎の農場主みたいになっちまった。
ウェインはたくさんのアルバムを出している。

やはり彼のアルバムは若い時分のものがよい。
レッドネック風の農場主では、“永遠の少年”が台無しである。
手に入れるときには60年代に絞ろう。
それでも24枚も出しているからオドロキである。