So Smooth/ Perry Como | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年3月3日(土)
So Smooth/ Perry Como(★★★★☆)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:Jazz, Pop Vocal


Side 1 
1.It's A Good Day
2.As Time Goes By
3.I've Got The World On A String
4.My Funny Valentine
5.For Me And My Gal
6.I Gotta Right To Sing The Blues

Side 2
1.Breezin' Along With The Breeze
2.It's The Talk Of The Town
3.You Do Something To Me
4.It Happened In Monterey
5.One For My Baby And One More For The Road
6.In The Still Of The Night

Perry Como(vo)

Recorded 1955
Released by RCA Victor – LPM-1085(mono)/ RVC株式会社 – RJL-2558(M)(mono)

昨日の日の入りは17時53分だった。
今朝の日の出は6時23分だ。
ようやく晴れたが気温は零下1度だ。
昼は11度まで上がるようだ。

ペリイ・コモの55年録音。
オリジナルはRCA Victor、これはRVCの82年復刻盤。
“不滅のジャズ 1800”シリーズの一枚である。
緑地で鮮やかなRCAらしいジャケット・デザインだ。

RCAの録音はキャピトルあたりと比べると
ややナロウ・レインジである。
アタシはそのラジオ風の感じをとても気に入っている。
中域の張った力感のある音はCDではぺらぺらになっちまうだろう。

コモの歌唱は甘く優しくノスタルジックである。
アタシはコモのアルバムを数えたことはないが
かなりの枚数を集めた。
どのアルバムにも共通しているのは“朗らかさ”である。

クロスビイも朗らかな歌唱だ。
40~50年代のポピュラー歌手はみんなそうだ。
音楽の中でも歌モノはやはり朗らかでないといかん。
“My Funny Valentine”を深刻に歌ったりする女性歌手は苦手だ。

コモの歌うMy Funny Valentineは悲哀感を強調しないのがいい。
そういう歌唱のできるコモはいつ聴いても素晴らしい。
まだまだ初期の未聴アルバムがある筈なので
今年も出物をゆっくり寝て待つとすましょう。