Everybody's Twistin' / Stan Freeman & The Twiste | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年2月29日(木)
Everybody's Twistin' / Stan Freeman & The Twisters(★★★★☆)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:Rock & Roll, Twist


Side 1 
1.The Twist 2:07
2.Don't Be Cruel (To A Heart That's True) 1:50
3.Everybody's Twistin' 2:30
4.Volare (Nel Blu Dipinto Di Blu) 2:34

Side 2
1.Twistin' U.S.A 2:40
2.O Sole Mio 2:35
3.Long, Long Ago 2:49
4.Georgua On My Mind 2:25

Tony Sotos(as), Stan Freeman(p)

Recorded 1960
Released by Columbia – CL 1562(mono) / 日本コロムビア株式会社 – ZL 1165(mono)

今日から七十二候は“草木萌動(そうもくめばえいずる”。
今日で二月も終わりだ。
昨日の日の入りは17時51分だった。
今朝の日の出は6時27分だ。

スタン・フリーマンの60年録音。
オリジナルはコロムビア、これは62年発売の日本コロムビア盤。
オリジナル片面6曲入りの12インチ盤だが、なぜかこれは2曲減らした10インチ盤。
オリジナルどおりの12インチ盤も出ているようだ。

スタン・フリーマンがリイ・ワイリイやメイベル・マーサの
歌伴をしているアルバムをアタシは何枚か持っている。
ジャズ・ピアニストとばかりおもっていたのに
どういうわけかツイストのロックンロールを演っていてびっくりした。

アタシが小学校の5年生の頃にツイストが流行っていて
同級生が教室でツイストを踊って女の子にもてていたな。
ジャケット写真が古めかしくていいねえ。
赤いカーディガンを来た女学生がいかにも60年代だ。

テナーの下品な音色がフリーマンのツイストによく合っている。
フリーマンは正統なピアニズムだが、
この無名のテナーマンは、荒削りの下品な演奏で
Popな雰囲気を盛り上げている。

この下品テナーがなければフリーマンだけでは
ツイストにならなかったろう。
裏面の“Long, Long Ago”は19世紀の英国民踊である。
それをツイストにアレンジした不思議な演奏。

“Georgua On My Mind”はホーギイ・カーマイケルの曲。
これもツイスト・アレンジされていてとても違和感があるのが可笑しい。
いやはや、フリーマン君、このツイストは米国のティーンには
原曲が渋すぎてどん引きされたとおもいますよ。