The Herdsmen Play Paris | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年2月25日(日)
The Herdsmen Play Paris(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:Swing


Side 1 
1.The Gypsy    3:51
2.Wetback On The Left Bank    7:10
3.Embarkation    4:55
4.Thanks For You    3:42

Side 2
1.So What Could Be New?    6:42
2.Just 40 Bars    4:13
3.Palm Cafe    5:45
4.Pot Luck    7:24

Bill Perkins, Dick Hafer, Jerry Coker(ts), Dick Collins(tp), Cy Touf(b-tp), fHenri Renaud, Ralph Burns(p), Jimmy Gourley(g), Jean-Marie Ingrand, Red Kelly(b), Chuck Flores, Jean-Louis Viale(ds)

Recorded 1955
Released by Fantasy – 3-201(mono)

昨日の日の入りは17時47分だった。
今朝の日の出は6時32分だ。
今朝も雨が降り続いている。
今日は大阪でマラソンがあるのに終日ずっと雨が降る模様だ。

ビル・パーキンスの55年録音。
ファンタジイのオリジナル盤である。
眼にも鮮やかな緑盤である。
赤盤や黄盤は持っているが、緑盤は初めてなのでビックリ仰天。

針を下ろすと、チリノイズが出るが聴くのに差し支えはない。
すこし音圧の低いのがファンタジイらしいところだ。
ビル・パーキンスのゆったりとしたテナーが実にノスタルジックだ。
ウディ・ハーマン楽団が“サード・ハード”のメンバを引き連れて欧州ツアーに来ている。

ジャケ裏面に詳細な解説が載っているが
フォントが小さすぎてとても読めぬ。
スキャナで読み取って翻訳ソフトに掛けて読むなんてのがいいだろうけど
我が家には30センチ巾を読めるスキャナはない。

米国を離れて、だれもがウキウキ伸び伸びしているようだ。
やはり音楽は晴れやかなのが一番だ。
パリの街で楽団員は束の間の自由な休暇を楽しんだことだろう。
昼間にそぞろ歩きをしたのはどこの通りか。

ジミイ・ガレイのギターが実に朗らかで伸びやかだ。
今日は町歩きがよほど楽しかったのだろう。
“Thanks For You”の寛いだテナーの音色のなんと柔らかいことよ。
アタシはトゥバン海辺の村の昼下がりの景色をおもいだしたね。