令和6年2月22日(木)
Stan Kenton's Greatest Hits(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:Big Band
Side 1
1.Artistry In Rhythm(Nov. 19, 1943 Capitol Recording Session No.8) 3:16
2.Tampico(May 4 1945 Capitol Recording Session No.148) 2:37
3.Interlude(Dec. 22, 1947 Capitol Recording Session No.828) 3:07
4.Eager Beaver(Nov. 19, 1943 Capitol Recording Session No.8) 3:17
5.September Song(Mar. 20, 1951 Capitol Recording Session No.2106) 3:14
6.Unison Riff(Oct. 22, 1947 Capitol Recording Session No.735) 3:07
Side 2
1.Lover(Mar. 31, 1947 Capitol Recording Session No.571) 2:40
2.Painted Rhythm(Oct. 31, 1945 Capitol Recording Session No.571) 2:52
3.And Her Tears Flowed Like Wine(May 20, 1947 Capitol Recording Session No.42) 3:05
4.Laura(May 28, 1951 Capitol Recording Session No.2176) 3:15
5.The Peanut Vendor(Dec. 6, 1947 Capitol Recording Session No.764) 2:40
Stan Kenton(cond)
Recorded 1943~51
Released by Capitol Records – T-2327(mono) / – MFP 5607(mono)
昨日の日の入りは17時44分だった。
今朝の日の出は6時36分だ。
今朝も雨だ。
昼前には止むようだが気温は9度までしか上がらない、やれやれ…。
スタン・ケントンの43年から51年にかけての録音。
オリジナルは65年発行のキャピトル、これは77年のキャピトル復刻盤。
オリジナルのジャケットは黒バックのアップ写真だが
復刻盤は赤バックの上半身でこちらの方がずっとよい。
針を下ろすと圧倒的な迫力でホーン隊が迫ってくる。
楽団員の誰もが演奏を楽しんでいる。
こういうビッグバンドの指揮をしたらさぞ面白いことだろう。
二曲目の“Tampico”にはジューン・クリスティのボーカルが入る。
男性コーラスはジョン・キャロル、バディ・チルダース、ジーン/ローランド、
ジョン・アンダスンにメル・グリーンのカルテット。
まことに素朴な歌い方である。
これまた楽しげな歌い方なのが実に佳い。
“Interlude”は一転してスロウ・バラード。
ケントンのピアノのアタックの鋭さが実に心地よい。
穏やかなバラード曲なのに要所要所での切り込みの強烈さが
ケントンならではである。
エリントンなら絶対にこうは演らない。
ベイシイの切れ味ともまったく違う。
ビッグバンドを聴くのはまことに面白い。
60年代に入ると、大勢の団員を抱えて興行するのは経済的に難しくなった。
経営的にビッグバンドがスモール・コンボに対抗するのは難しい。
アタシの小学生時代には、歌番組の歌伴をビッグバンドが生演奏で演っていた。
ビッグバンドの豪華な歌伴は圧倒的だったが
今では生演奏が打ち込みに取って代わられたのは残念至極である。