Herbie Mann At The Village Gate | 風景の音楽

風景の音楽

“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年1月22日(月)
Herbie Mann At The Village Gate(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:Hard Bop


Side 1
1.Comin' Home Baby 8:37
2.Summertime 10:18

Side 2
1.It Ain't Necessarily So 19:55

Herbie Mann(fl), Hagood Hardy(vib), Ahmad Abdul-Malik(b), Ben Tucker (b : A1), Rudy Collins(ds), Ray Mantilla(congas, perc), Chief Bey(perc, ds)

Recorded Dec. 1962. Live At The Village Gate
Released by Atlantic – ATLANTIC 1380(mono)/ ワーナー・ブラザース・パイオニア株式会社 – SD 1380(stereo)

昨日の日の入りは17時⒖分だった。
今朝の日の出は7時2分だ。
今朝は曇天だが気温は高く、昼間も12度まで上がる。
明日からはこの冬一番の大寒波がやってくるようだ。

ハービイ・マンの62年録音。
オリジナルはアトランティック、これはワーナー・パイオニアの71年復刻盤。
とても綺麗なジャケットである。
残念ながらステレオ盤だ。

“Comin' Home Baby”はベン・タッカーが作曲して
デイブ・米リイ・クインテットで初演された。
その6週間後にハービイ・マンがヴィレッジ・ゲイトでライブ録音したのが
このアルバムだ。

ベースは作曲者のタッカーが演っている。
アタシはフルートが苦手なのでハービーはあまり聴かないが
このアルバムはなかなかよい。
表面に二曲、裏面は一曲だけと六十年代にしては長時間の演奏だ。

ソロを交代するとぱらぱらと少ない拍手が入るところが面白い。
客は静かに聴いていて熱狂的なムードはない。
ヴァイブの特定の音盤だけに会場の共鳴が付いて強調される。
マイクの位置を変えた方がよかったろう。

このアルバムで“Comin' Home Baby”は大ヒットに繋がったそうだが
客の反応は冷めた雰囲気だ。
もう少し客席のざわめきや熱気が入っているといいのに。
それが意外な感じのアルバムでした。