Popular Favorites By Stan Kenton | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


和6年1月10日(水)
Popular Favorites By Stan Kenton(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:Jazz, Pop Bigband


Side 1
1.September Song 3:21
2.Delicado 2:26
3.Dynaflow 3:08
4.Love For Sale 3:13
5.Beehive 3:06
6.Francesca 2:45

Side 2
1.Tenderly 3:19
2.Jump For Joe 3:04
3.Harlem Nocturne 3:08
4.Taboo 3:21
5.Laura 3:20
6.Stardust 3:00

 Stan Kenton(cond)

Recorded 1955
Released by Capitol Records – T 421(mono)

昨日の日の入りは17時3分だった。
今朝の日の出は7時5分だ。
今は晴れて居るが昼前から雨模様となりそうである。
気温の上がらぬ寒い日になるだろう。

スタン・ケントンの55年録音。
キャピトルのオリジナル盤。
モノクロの写真にピンク色のタイトル。
タイトル文字下半分にケントンの指揮姿のモノクロ写真が重ねてある。

“September Song”は男声コーラスから始まる。
それが誰だかは書いてない。
“Delicado”は、がらっとスタイルを変えてラテン・ナンバー。
ケントンのラテンには落ち着きがあって好きだ。

パーカッションと金管が派手に鳴りまくるラテンは苦手だ。
“Dynaflow”はエリントンをおもわせる厚いハーモニイである。
ケントンのアレンジは都会的な匂いがあってまことにヨロシイ。
専属歌手以外のポピュラー・アルバムはいろいろ出しているが、あまり出回らぬ。

と言っても、ケントンの猛烈なファンという日本人はすくないようで
オリジナル盤がずいぶん安価に入手できるのはありがたい。
高校のブラス・バンドの指導者が買い集めるかも知れないね。
アタシもケントンの演奏を聴くと、ブラス・オケの指揮をしてみたくなる。

子供時分の紅白歌合戦には日本のビッグ・バンドの歌伴が多かった。
夜のヒット・パレードだってビッグ・バンドの歌伴が起用されていた。
アタシが好きだったのはスマイリイ・小原だった。
客席には笑顔を見せながら、バンドには鷲のような鋭い目つきで睨んでいたのがさいこうだった。