Sliding Easy/The Curtis Fuller Sextet | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和4年2月26日(土)
Sliding Easy/The Curtis Fuller Sextet(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:Hard Bop


Side 1
1.Bit Of Heaven
2.Down Home
3.I Wonder Where Our Love Has Gone

Side 2
1.Bongo Bop
2.When Lights Are Low
3.C.T.A.

Hank Mobley(ts), Curtis Fuller(tb), Lee Morgan(tp), Tommy Flanagan(p), Paul Chambers(b), Elvin Jones(ds), Benny Golson (arr : A1, A3 to B2), Gigi Gryce (arr : A2, B3)

Recorded Mar. 12, 1959 at Nola's Penthouse Sound Studios, NYC.
Released by United Artists Records – UAL 4041(mono) / キングレコード GXC 3141(stereo)

ついに日の出が6時30分となった。
今朝は快晴で気温も零下が続いていたが1度だ。
今日から暖かくなってくる。
月末近くになり、ようやく春めいてきた。

カーティス・フラーの59年録音。
オリジナルはユナイテッド・ア-チスツ、これはキングの76年復刻盤。
“Jazz Library 1500”シリーズの廉価盤である。
ジャケット・デザインはヌード写真に向けたボーンの朝顔とは何ともね。

ひどいデザインだが、ゴルスン・アレンジの三管ハーモニイが実に心地よい。
モブレイ、フラー、モーガンの三管はいつもながら快調である。
トミイ・フラナガンのピアノも冴えている。
少し寝惚けた感じがするのはひょっとしたらカートリッジのせいかもしれない。

ステレオ用にはDENONのDL-103を使っている。
毎日使っていても一日に何時間も聴くことは少ない。
一万時間は十分に使えるのではないかとおもっている。
十年は問題なく聴けるだろう。

針先よりもゴムダンパの方が先にへたるかもしれぬ。
かといって103を針交換に出すには勇気が要る。
交換価格もずいぶん上がっているし、アタシは年金生活者だ。
針先の清掃をこまめにしてだましだまし使おう。

“Down Home”はジジ・グライスの編曲である。
このアレンジはいいね。
他の曲のほとんどはゴルスンの編曲だ。
Jazzのアレンジはどこまで譜面に起こすのか、みてみたいものだ。

フラーのボーンは時として精彩を欠くときがあるが
それはほとんど相方がウルサイせいである。
このアルバムではメンバの和気藹々としたよさが出ていて
心地よく聴けるアルバムだ。