Like 3 O'Clock In The Morning/Joni Jame | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和3年2月1日(月)
Like 3 O'Clock In The Morning/Joni James(★★★★★)


Side 1

1.In The Wee Small Hours Of The Morning    2:36
2.As Long As He Needs Me    2:43
3.Red Sails In The Sunset    3:10
4.Every Time I Meet You    3:34
5.The Second Time Around    3:12

6.That's All    3:15

Side 2
1.You Go To My Head    2:51

2.I Wanna Be Around    2:37
3.The End Of The World    2:16
4.No, Not Much    2:14
5.My Coloring Book    2:46
6.Autumn Nocturne    2:13

Joni James(vo), Jimmie Haskell(arr, cond)

Recorded 1962
Released by MGM Records ‎– E-4182(mono) / DISK UNION ‎– DIW-3011(stereo)

 

今日から衣更着だ。
春が近づいてもまだ寒いから着重ねしようという月だ。
薄曇りの空が茫洋としている。
夕方からは降る予報だ。

おかげで気温は低くはない。
曇天でも雪が降るよりずっとマシである。
さあ、果たしてこれから雪の降る日があるだろうか。
七月になって雪を恋しくなる身勝手だけはハズカシイ。

 

今月からブログのデザインを変更した。

今までのデザインも気に入っていたが

できるだけシンプルにしよう。

自作のデザインが出来ればいいんだがね。

ジョニ・ジェイムスの62年録音。
オリジナルはMGM、これはディスク・ユニオンの93年復刻版。
“Feel A Song Coming On”に続いて録音されたアルバムだ。
これもジミイ・ハスケルが編曲と指揮をしている。

こちらはスモール・コンボではなくストリングスのオケ盤である。
“In The Wee Small Hours Of The Morning”はシナトラのために
55年に書かれた曲だ。
この曲から始まるというのが実にいいねえ。

ボブ・ヒリヤードの作詞にデビッド・マンが作曲したものだ。
コンボ伴奏もいいが、やはりジョニにはオケ伴が似合う。
ハスケルは26年生まれなのだが
歳若い方が仕事が入るだろうと、36年生まれとサバ読んでいたそうだ。

そんなことしなくても、いい仕事さえすれば
いくらでも向こうから注文はやってくるんだがね。
生存競争の激しい音楽界では生き残るのはたいへんなのだろう。
ジョニの自然で素直な歌声のまえでは気恥ずかしくなりそうだ。

“The Wee Small Hours”というのは未明の3時頃のことで
アルバムのタイトルにも使われている。
アタシゃ午前3時なんていったら白河夜船。
若い時分は1時過ぎまで起きていることも多かった。

今は11時までには床につく。
ジジイになると夜っぴて音楽を聴いたり読書をするのが
億劫になってくる。
このアルバムは朝に聴くよりも夜更けに小さな音で聴く方が似合う。

ジョニの可憐な歌声とハスケルのオケ伴が
冬の夜にはとても心よいだろう。
今月から“Night Listening”を復活させようか。
朝寝で小原庄助を気取るも乙ならんや。