ハード・バップ/ジャズ・メッセンジャーズ | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。



HARD BOP/The Jazz Messengers

Side A
1.Cranky Spanky
2.Stella By Starlight
3.My Heart Stood Still

Side B
1.Little Melonae
2.Stanley's Stiff Chikens

CBS SONY : SOPZ-14  1956

tp : Bill Hardman
as : Jackie McLean
pf : Sam Dockery
b : Spanky de Brest
ds : Art Blakey

ああ、ハード・バップ!
もろそのまんまのタイトルだ!
しかもなんてすばらしいジャケットなんでしょう!
もうチビってしまうほどのブレイキー様である。

やはり本流のJAZZはいいねー!
こういう演奏を聴いちまったらもう悶えるしかありません。
マクリーンのアルトのすばらしいこと!
ハードマンのペットも鋭い切り込みが聴かせる。

ブレイキーのサポートは信じられぬアイデアで埋め尽くされている。
こういうサポートをされると実力以上の演奏ができちまうね。
プレイヤーの欲しい音がすぱっとでてくるのがブレイキーのすごさだ。
まったくタダモノではない。

1070君は快調である。
相変わらず高域が出しゃばりつつも線が細い。
ブレイキーのトップシンバルがシンシンしちゃうのである。
もっとゴチゴチしてほしいんだな。

しかも何だか風邪っぽいんだよ。
ちょっとイガラっぽくて艶がない。
天女の羽衣が野焼きの煙で燻された感じだ(え、え?)
まあ、結論は速く出さずにとにかく聴こう。