漫画「大正処女御伽噺」の25話を、スマホにダウンロードして読んでみました。
今回の話では、今で言う”アイドル歌手”が登場します
「被災地に降り立つ美しき歌姫」として、関東大震災で被災した人々の心を慰めるために、歌を披露してまわっているのでした。
彼女の名前は、「白鳥ことり」
今では女学生のみならず、老若男女の多くが憧れる存在です
出典:楽天Kobo電子書籍ストア
しかし、夕月と珠子が夢中になっている中、珠彦は名前すら知らず、誰⁉、それ⁉、状態・・・しっかりと二人からレクチャーされました
この頃はまだラジオも無い時代で、人々の娯楽の一つが蓄音機でレコードを聴くことでした。
大正時代には多くのレコード会社が設立されて、浪曲、浄瑠璃、唱歌や軍歌、そして当時の流行の歌も発売されていたそうですよ!
そして、ことりちゃんの歌のレコードは、発売されると即日完売になってしまい、買えなかった人々が大騒ぎするほどの人気ぶり
そんな白鳥ことりちゃんが、なんと珠彦たちが住む千葉にやってくるという情報が、今日の新聞に載っているではありませんか⁉
ちなみにこの新聞の名前が、「こんに千葉新聞」・・・うける
大興奮の夕月と珠子は、早速見に行くことを決断しますが、珠彦は受験勉強を理由に断ります。
それでも珠子は、「息抜きした方が勉強の効率が良くなりますよ」・・・と譲らず、結局三人で見に行くことに・・・
珠彦は以前から父親に、学校に通わせてほしいという内容の手紙を出していましたが、この二日前に急遽、受験が決まっていたのでした。
しかし受験までわずか2週間、それも特別入学ということで、かなり厳しい内容の試験を受けたうえで、飛び級で2年生から入学せよ・・・という、父親からの条件が付いていました
これは今の時代で考えると、高校二年生が有名国立大学に、2週間の受験勉強で合格せよ・・・と言われているようなもの・・・
私の高2を思い返すと・・・言うまでもありません・・・
でも珠彦は、これまでの引き籠りの時間を取り戻すため、そして何より夕月との将来のために受験を決めたのでした。
ただ気になるのが、これまで何回手紙を出しても返信はなかったのに、なぜ急に学校に行かせる気になったのか・・・ということ。
自分の利益にならないことに関心を示さない父が、受験の手配をしてくれたことが、何か裏がある・・・としか思えない珠彦でした。
でも今は、このチャンスを何としても掴まなければならない・・・という必死の思いで、受験勉強を続けていた珠彦でしたが、珠子に押し切られた形で白鳥ことりに会いに行くことになった訳です。
出典:楽天Kobo電子書籍ストア
しかし、今を時めく歌姫の歌声を、生で直接聴いた珠彦は、感動に打ちひしがれます・・・
千葉駅前に集まった大勢の人々の心が一つになって、その歌声を受け止め、震災で疲れ果てた心を癒しているのでした!
今も昔も時代には関係なく、歌で癒されることってありますよね!
私も疲れた時のリフレッシュは、やっぱり歌であり音楽です
歌でリフレッシュできた珠彦・・・はたして合格出来るのか⁉
また読んで書いていこうと思います。