二回目は岩明均さんの「寄生獣」を紹介したいと思います。
前回のミノタウロスの皿にも繋がるのですが…
ある日突然、人間の頭に寄生してその人物と入れ替わり、周囲の人間を食べてしまうという恐ろしい新種の生命体が現れます。
主人公である平凡な高校生泉新一(イズミシンイチ)も、この寄生獣に襲われ頭を乗っ取られそうになるのですが、とっさにとった防御姿勢のせいで右腕に寄生されてしまいます。
こうして”ミギー”と名付けた右手の寄生獣との奇妙な共同生活が始まります。しかし、”人間の頭が生き残った寄生獣”という特殊な存在になった事で、他の寄生獣から命を狙われたり、寄生獣が学校の先生として赴任して来たり、家族が狙われたりと、様々なトラブルに巻き込まれ始め、普通の生活を送れなくなっていきます。
ジャンルはSFと言えますが、その実は人間と異文化を持つ生物との共存という深いドラマを持った作品で、読んで楽しめるだけではなく、”人間とは何か?”という深いテーマについて考えるきっかけにもなるエンターテイメント作品となっています。
シンイチは普通の生活を取り戻す事が出来るのか…濃い内容が短くまとまっている為、時間がなかなか取れない方にもおすすめです。